News:総合
2019年4月1日号
先端技術を学ぶワークショップを開催
世界展開力強化事業

ロシア・ウラジオストクの極東連邦大学と東海大学による「FEFUTOKAIWorkshop」が3月2日に極東連邦大で開催された。ライフケアに関心の高い学生や研究者が先端の研究成果に触れる機会をつくり、将来の研究交流につなげることなどが目的。文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業」の支援を受けて展開している「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成」の一環で両大学が締結した「ライフイノベーション分野に関する共同研究と人材育成に関する覚書」に基づいて開かれた。ワークショップには極東連邦大と東海大の学生をはじめ、同事業で連携しているロシア側の5大学の関係者ら約30人が参加した。
 
最初に、情報理工学部の黒田輝学部長が、さまざまな物質の内部を非破壊で観察できる核磁気共鳴画像法(MRI)を使った最新の研究について講義。近年の研究で、生体内の詳細な温度分布や脳脊髄液の流れなどを自然状態のままで観察できるようになっていると説明し、「今後は医師でも情報技術など幅広い分野の知識が求められる」と語った。
 
続いて極東連邦大生物医学部のイゴール・ブルコヴァトスキー教授が、脳内に発生するがんの一種・膠芽腫の新しい療法に関する研究を紹介。遺伝子治療によって患者の生存期間延長につなげる事例について紹介した。
 
また、「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成」の連携大学共同プログラム委員会も開催=右写真。東海大とロシア5日大学の代表者が、同事業に基づく今年度の活動成果を共有し、交流プログラムの充実に向けた今後の連携策が議論された。

 
(写真)黒田学部長の講義ではMRIと画像処理技術の融合による今後の可能性も語られた