Column:Interview
2019年4月1日号
ザリガニの新品種づくりに挑戦
付属諏訪高校科学部 水野柊汰さん(3年)

「オレンジ色のザリガニ同士をかけ合わせて生まれた64匹のうち、1匹だけが白になった。それを見たときには思わず爐笋辰!〞と叫びました」
 
放課後の生物実験室。体長5造曚匹2匹のザリガニが入ったシャーレを手に、諏訪高科学部の水野柊汰さんは目を輝かせる。「体が薄茶色で、はさみの先だけが青い個体は第三世代。第五世代まで色が固定できれば新品種に認められるかもしれません」
 
「もともと魚を飼うのが好きだった」という水野さんは、高校1年の冬にインターネットでザリガニを見て、その色の美しさに感動。「新品種をつくれると知り、生態や飼育方法を調べ、詳しい人に教えていただきながら交配を続けました」
 

生物実験室に並ぶ水槽やザリガニなどの購入費用は、自ら申請書を作成して採択された長野県科学振興会の科学研究費助成金で調達。長期休暇中はすべての水槽を自宅に持ち帰り、毎日世話をした。
 
同部顧問の両角紀子教諭は、「他の生徒もこの助成の採択を目指し始めました。イベントでザリガニ釣りを企画するなど地域にも貢献しています」と話す。
 
研究成果は全国高等学校総合文化祭長野県予選会や東海大の付属校生による科学研究成果発表会でプレゼンし、話題を呼んだ。
 
「大学では魚類の養殖を学びたい。もちろんザリガニの新品種の研究も続けます」

 
(写真上)水槽内は水野さんがレイアウト
(写真下)新品種の可能性がある2種のザリガニ