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2019年6月1日号
東海大関係者3人が受章
春の褒章・叙勲

2019年春の褒章受章者が5月20日付、同春の叙勲受章者が21日付で政府から発表された。東海大学関係者では、工学部卒業生の武紘一氏=上写真=が黄綬褒章を受章。東海大学の田中誠一名誉教授(常葉大学名誉教授)=下写真=と専門職大学院実務法学研究科(現在は廃止)元教授の鈴木恭藏氏が瑞宝中綬章を受章した。
 
武氏は、高速道路や航空機をはじめ、工場や一般住宅などで幅広く使用されている防音材「吸遮音性に優れた通気性サンドイッチパネル」を開発。2006年に特許を取得した。同年には「静かさを科学する」という意味を込めて株式会社静科を立ち上げ、現在も技術開発に力を注いでいる。
 
大学時代には、水素吸蔵合金に関する研究をしながら柔道部の主将を務めた。体育会常任委員長として学内のイベントなどにも尽力し、「学園の創立者である松前重義博士は、私たちに前に進み続けることの大切さを直接話してくれました」と当時を振り返る。
 
「今回の受賞もその教えがあったからこそ。これまで支えてくれた皆さんに感謝したい。後輩たちにも在学中にそれぞれが熱中できるものを見つけ、社会貢献につながる活躍をしてほしい」と喜びを語った。
 

瑞宝中綬章を受章した田中名誉教授は、体育学部で長年にわたって教育・研究に従事。2001年から04年までスポーツ医科学研究所特任教授も務めた。浜松大学(現・常葉大学浜松キャンパス)健康プロデュース学部長、同大副学長なども歴任している。 

日本プロゴルフ協会学術委員を務めるなど、トレーニング理論、コーチング理論などスポーツサイエンスの第一人者としても活躍。プロ野球の長嶋茂雄選手やF1ドライバーの中島悟選手、ゴルフの金井清一選手、塩谷育代選手、宮里藍選手ら多数の名選手を指導してきた。
 
田中名誉教授は、「このたびの受章は東海大で取り組んできた教育・研究活動を評価いただいたもので大変光栄。今後もスポーツ選手にアドバイスを送りながら、スポーツサイエンスの世界を志す後輩たちを指導していきたい」と話している。