News:総合
2019年6月1日号
18年度卒業生の就職率98.9%
自分に合う企業を見定めよう

今春卒業した大学生の就職率が前年度の同時期と比べて0.4ポイント減ながら調査開始以来2番目の高さとなる97.6%と発表された(4月1日現在。文部科学省、厚生労働省調査)。東海大学では、2018年度卒業生の就職率が前年度から0.3ポイント増の98.9%(キャリア就職センターまとめ)で、過去最高の数値を記録している。

近年、安定して高い数値を記録している就職率について、キャリア就職センターの水島久光所長(文化社会学部教授)は、「今は社会全体が人手不足で、売り手市場が続いている。全国平均が若干下がったのは、求人を出しても定員割れする企業もあることが影響している」と分析する。

就職活動のスケジュールも、現3年生向けの採情報は20年3月に公開と、これまでと変わらずに進むことが決定している。「企業側の準備もあるので、今後も大きく変更される可能性は低い」水島所長。「今の1、2年生は、『自分たちのときはどうなるんだろう』と不安があるかもしれないが、焦らずまずは学科の勉強に取り組んでほしい」と語っている。

仕事を選ぶポイントは? インターンシップの活用を 
一方、学生が就職先を検討するうえでの懸念もあるという。
 
「長時間労働の常態化などを見直す『働き方改革』が頻繁に取り上げられ、学生にとって、狷くこと=つらい瓩箸いΕ優ティブイメージが植えつけられている」。志望企業を選ぶ指標も、仕事内容より「プライベートと両立できるか」「ちゃんと休めるか」といった観点を重視する傾向に。水島所長は、「一人ひとりがやるべきことをやるから社会は回っている。自分もその一員になるんだというポジティブなイメージで就職活動に臨んでほしい」と期待を込めた。
 
また、入社後に企業と学生双方が後悔しないためには、「インターンシップが大きな役割を果たす。近年は1日限りのプログラムも増え、多くの企業を訪問できる。東海大では2年生を対象としインターンシッププログラム『東海JOB―LEAGUE』もあるので、自分に合う企業をじっくり見定めてもらえれば」と語った。

湘南で就職ガイダンス 「新キャリア支援ナビ」の登録を

湘南校舎で5月13日から5日まで、「就職ガイダンスPart1〜インターンシップと情報環境のセットアップ〜」が開かれた。来年3月の採用情報公開から就職活動が本格化する3年生と大学院修士1年生を対象に、キャリア就職センターが実施したもの。同センターの水島久光所長から昨年度の職動向が解説されたほか、今年度からキャンパスライフエンジンに導入された機能「新キャリア支援ナビ」で事前の登録作業が行われた。
 

このシステムでは、学生が希望する業界、職種、福利厚生などを事前に入力することで、学生一人ひとりにマッチングする企業・インターンシップの情報が提供されるほか、エントリーや企業とのメッセージのやりとりができる。
 
また、東海大学が各校舎で開催する就職支援行事も随時掲載。参加した行事があれば、システム上で即時申し込みができる。
 
水島所長は、「まずは大学が提供する情報を受け取れる環境づくりとして活用してもらいたい。就職活動が本格化してからは、インターンシップや面接の参加状況を入力することで、何かあったときに一人ひとりに適したサポートが行えます。今の時期は、しっかりと就職活動の土台づくりを進めてほしい」と語っている。

 
(写真上)「就職ガイダンスPart1」には連日多くの学生が参加した
(写真下)キャンパスライフエンジンのトップ画面上部の「就職」からアクセスできる「新キャリア支援ナビ」。随時情報が更新される