News:付属諸学校
2019年7月1日号
活躍する放送部
各付属高校の放送部が学外で活躍している。今回は、6月のNHK杯全国高校放送コンテスト(Nコン)静岡県大会で初優勝した付属静岡翔洋高校と、地元で開かれたスポーツイベントを支える人々を紹介する番組を制作した付属市原望洋高校を追った。

【静岡翔洋高】県大会で部門初優勝 部員一丸で全国へ

静岡翔洋高放送部は、Nコン県大会6部門中5部門に参加し、アナウンス部門で今村歩さん(3年)が優勝した。同部では複数の部門で全国大会への出場経験があるものの、県大会での部門優勝は初めて。部全体としても、日々の活動における課題の解決策や技術的な創意工夫などを同コンテスト内で提案する「校内放送研究発表会」で静岡県代表に選ばれ、そろって7月22日から25日まで東京で行われる全国大会に出場する。
 
アナウンス部門で読む1分30秒の原稿は、今村さんが同校教員に授業の構成などをインタビューして作成。本番では、「ただ文字を読むのではなく、声の抑揚などで狒蠎蠅謀舛┐襪靴磴戮衒〞を意識した」と振り返る。「仲間や先生方、家族のおかげで優勝できた。さらに練習を積んで、全国大会に臨みます」と意気込んだ。
 
一方、「校内放送研究発表会」では、3年生の部員たちがドローンを用いた空撮を考案。同部は学校のプロモーションビデオ制作も担当していることから、高い映像技術で高校の魅力を伝えようとテーマを決めた。「『普通のハンディカムでは迫力が出ない』と考え、映画のような雰囲気になるよう工夫した」と語る佐野友洋さん(同)が撮影を担当。既存PVとの比較をスライド資料にまとめて発表し、好評を得た。

石川裕菜部長(同)は、「今年度は全国経験者がいないので、皆で切磋琢磨し成長してきた。予選落ちした部員の気持ちも全国に持っていく」と語る。顧問の川上博教諭は、「3年生の熱意がここまでの結果を生み出してくれた。うれしい気持ちでいっぱいです。この経験は一生の財産になると思うので、全力でサポートしていきたい」と笑顔で話した。

【市原望洋高】選手や裏方を取材 ゴルフ紹介番組を制作

市原望洋高放送部の7人が5月5日に第1回パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント(浜野ゴルフクラブ)を取材した番組「パナソニックオープンレディース2019KWNキッズレポート」が、このほど動画サイトYouTubeで公開された。
 
パナソニックが小・中・高校生を対象に実施している映像制作支援プログラム「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」の日本事務局から、地元・千葉県市原市で初めて開催される同大会のキッズレポーターの依頼を受けた。生徒が構成を考え、キャディや大会運営代表、ホールインワンを達成した河本結選手らをインタビューし、KWN事務局が5分番組にまとめた。
 
同部では毎週土曜日にいちはらFMで「望洋が行く!!」という20分番組を約10年続けているが、番組制作は初めての経験。過去の番組を見たり、ゴルフのルールやマナーを学んだりしながら、「選手以外にどんな人がかかわっているか気になり、裏方にスポットを当てることにした」と竹下実紅部長(3年)は振り返る。
 
台本を作り、せりふも覚え、指を鳴らして場面を変えるなど映像をつなぐ方法も工夫した。フリートークのラジオとは異なり、当日は決まったせりふや動きのあるオープニング撮影に1時間もかかったと苦笑するが、「緊張したけれど、インタビューではラジオの経験を生かして話せた」と市東萌さん(2年)。大野花鈴さん(同)は、「プロ選手を間近に見ることができ、貴重な経験になった」と充実の表情を見せた。
 
来年に迫った東京五輪では、ゴルフが正式種目に採用されている。近藤里咲副部長(3年)は、「選手のために環境を整え、支える人がたくさんいることを知った。番組を見て、ゴルフに興味を持ってほしい」と話す。
 
同部は今後、KWN事務局が主催する映像コンテストに向けた番組も制作する予定。「テーマはこれから決めますが、事務局から機材を提供してもらったので、カメラの操作や編集も楽しみ。いい番組を作りたい」と石戸希実さん(2年)。三𣘺麻菜美さん(同)は、「『望洋が行く!!』でも学外に取材に出て、地元のよさを伝えたい」と新たな挑戦に意気込んでいる。

 
(写真上)校内放送のリハーサルを行う今村さん(中央)と石川部長(右)たち。「昼の放送や全校集会の司会など、日ごろの活動で力をつけている」と今村さんは語る
(写真下)キャディにインタビューする近藤さん(左)と山内梨央さん(3年・中央)。番組は「パナソニックオープンレディース2019 KWNキッズレポート」から視聴可能。