News:学生
2019年9月1日号
大船渡と石巻で交流イベント
3.11生活復興支援プロジェクト
震災前より強い地域の絆をつくる

東日本大震災の被災地で復興支援活動を続けるチャレンジセンター「3.11生活復興支援プロジェクト」が、8月に岩手県大船渡市と宮城県石巻市で地域の子どもたちをはじめとした住民を対象にイベントを開いた。震災から8年が過ぎた今もたびたび現地を訪ね、住民らと交流を深めてきた学生たちは被災地とともに歩みを進めている。

大船渡市でのイベントは8月9日に、同市三陸町越喜来の浦浜地区緑地広場で「夏のこども教室〜Let's Bamboo Challenge〜」と題して開かれた。地域のコミュニティーを維持するために、子どもたちに地元への愛着を持ってもらおうと昨年度から始めた取り組みだ。
 
学生たちは地元で採れた竹を活用した工作や遊びと料理を用意。当日は、子どもたちとともに竹を使って皿と箸、弓矢を作ったほか、その弓矢を使ったシューティングゲームもともに楽しんだ。さらに、竹を使った飯ごうで炊飯しバームクーヘン作りにも挑戦。竹の心棒に塗った生地を学生と子どもたちが力を合わせて回した。
 
同プロジェクト泊地区リーダーの國田奈津海さん(法学部2年)は、「ものづくりだけでは一人で没頭してしまうので、今回は共同作業が必要な料理も盛り込んだ。将来、爐海鵑覆乏擇靴い海箸あったな瓩隼廚そ个靴討發蕕┐燭蕕Δ譴靴ぁ廚半亟蕕馬辰靴拭

住民が集まる機会に 思い出を未来につなぐ

石巻市北上町十三浜相川・小指地区の小指観音堂では、8月18日に「小指大縁日〜令WA(和)もWA(輪)! 夏の竹まつり!」を開いた。住民間のつながりが減少した同地区で「集まる機会が欲しい」との声を受けて昨年度に続き企画したもの。今回はイベントの「恒例化」を目指すとともに、世代間交流の活性化を図ることを目的とした。

学生たちが用意してきた竹の水鉄砲工作と的当てを子どもたちが楽しんだほか、学生が製作したピザ窯を使って焼いたピザや地元の竹を使った流しそうめんを囲み、住民と学生たちが懇談した。

「小さな子どもたちの動きに翻弄されたけど、充実したイベントになった。反省点を来年度の中心を担う1年生たちにしっかりと伝えていきたい」と同プロジェクト相川・小指地区リーダーの高橋和樹さん(工学部2年)。

プロジェクトリーダーの越光蓮さん(同)は、「復興支援という面から見たときに、私たちの活動は根本的な課題の解決ではないのかもしれません。しかし、こういったイベントを通じてどちらの地区もコミュニティーの絆が震災前以上に強くなってくれることを願っています」と話していた。

 
(写真上)安全にも配慮し、学生と子どもたちが力を合わせて工作に取り組んだ
(写真下)流し“トマト”や“ミカン”も好評