News:研究
2019年10月1日号
除菌材の効果検証
富士フイルムと共同で

医学部の梅澤和夫准教授(外科学系救命救急医学)が、富士フイルム株式会社と共同で進めていた同社製の環境清拭材「Hydro Ag+アルコールクロス/スプレー」の学校内における環境消毒の有用性に関する研究成果が発表された。

研究は2018年度に神奈川県内の公立中学12校の協力により実施。同製品で机や椅子などを清拭した結果、生徒のインフルエンザ罹患率が減少し、学級閉鎖が発生しないとの結果が得られた。
 
同製品の特徴は除菌効果の持続性で、銀の成分により、消毒用アルコールの蒸発後も長時間にわたり微生物の増殖を抑制できる。梅澤准教授らは16年6月から2年間、同製品の基礎的な性能評価や、医学部付属病院病棟内での臨床評価を実施。学校内での調査もその結果を元に行われた。
 
梅澤准教授は、「室内の空気汚染やデータ解析について、理学部の関根嘉香教授や山本義郎教授にも協力いただきました。医工、産学連携の成果が出てうれしい。今後も多様な分野と協力し、社会に貢献できる研究を進めたい」と語った。