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2019年11月1日号
男女柔道部が大会初のアベックV
全日本学生体重別団体


男女柔道部が10月19、20日に兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で開催された全日本学生体重別団体優勝大会に出場。2回戦から登場した男子部は順当に勝ち上がり、準決勝で日本体育大学を1-0で下した。決勝の国士舘大学戦はゴールデンスコア方式の代表戦の末に立川新選手(体育学部4年)が一本勝ちし、2年ぶり11回目の優勝を決めた。女子部は3試合を勝ち抜き、決勝では筑波大学に3-2競り勝ち初優勝。大会史上初のアベック優勝を達成した。両部は6月の全日本学生優勝大会も制しており、学生団体4冠を成し遂げた。(取材=南雲小夜花・文学部4年、吉倉千乃・同3年)

【男子】2年ぶりの頂点 無失点で完全制覇

体重無差別7人制で争う春の団体戦と合わせ、2年ぶりに学生団体2冠を達成した男子部。「4年生が意地を見せてくれました」。試合後、上水研一朗監督(体育学部教授)はかみしめるように振り返った。
 
2回戦から登場し、準決勝では太田彪雅統括主将(体育学部4年)の一本勝ちで前回王者の日本体育大学を下した。
 
国士舘大学との決勝戦は、先鋒から大将まで7戦すべてを引き分ける熱戦に。抽選の結果、代表戦は73キロ級の立川新あらた軽量級主将(同4年)に託された。「準決勝で左手の指を痛め、相手の道着をしっかり握れていなかったが、なんとしても勝ちたかった」。仲間から背中を押され、畳に上がった立川選手は、11分45秒に背負い投げで一本を奪い、優勝をもぎ取った。
 
決勝までの5試合すべてで1ポイントも落とさない完全優勝で2年ぶりの頂点に立った。昨年度の同大会では準決勝で敗れた反省から、今年度は軽量級にも主将を設けた。「軽量級と重量級が互いに切磋琢磨していくことを強調した」と上水監督。太田主将と立川主将は、練習では弱点を洗い出して稽古に励み、私生活も見直すなど、120人をこえる部員の勝利への意識をまとめ上げた。
 
太田主将は、「2冠は最大の目標だったので、プレッシャーもあった。強さを証明できホッとしている」と安堵の表情を見せ、立川主将は、「最上級生として王座を奪還し、女子部と合わせた史上初の4冠を達成できたことは感慨深い」と語った。
 
なお、同大会に出場した九州キャンパス男子柔道部は1回戦で大阪商業大学に4-3で競り勝ったが、2回戦で國學院大學に0-7で敗れた。

【女子】チーム一丸でつかんだ 涙の初優勝

12年ぶりに春の5人制団体を制した女子部は3試合を勝ち抜き、筑波大学との決勝を迎えた。ケガ人が相次いだチーム事情から、57キロ級の竹内鈴選手(同)は階級を一つ上げて今大会に臨み、決勝でも先鋒として相手にひるむことなく合わせ技で一本勝ち。「得点を挙げて流れをつくるのが自分の役目。準決勝では勝ちきれずに申し訳なかった分、決勝は役割が果たせた」と笑顔を見せた。
 
次鋒の河内雪乃主将(同)は反則負けしたものの、中堅の佐藤茜選手(同)は「4年間の思いをすべてぶつけようと思って戦った。絶対勝つという気持ちだった」と寝技で見事な一本勝ち。三将の立川桃選手(同1年)の合わせ技一本で3-1と大きくリードを広げ、副将戦を落としたものの、大将の児玉ひかる選手(同)が引き分けて初の栄冠を手にした。
 
試合直後の優勝インタビューで感極まって声を詰まらせた塚田真希監督(体育学部講師)は、「万全のメンバーではない中で、チームの代表になった選手たちが自覚を持って練習できていた。控え選手やスタッフが一丸でサポートできたことも勝因の一つ。選手たちが本当によく頑張ってくれました」とたたえる。
 
「優勝はもちろん目標でしたが、まずは目の前の1試合に向き合っていこうと話していた。決勝の次鋒戦では勝つことができず、申し訳なさやふがいなさも感じていましたが、みんなが“大丈夫”と言って挽回してくれた。2冠を達成でき、最高の1年でした」と振り返る河内主将の目にも涙があふれていた。

全日本学生(個人戦) 5選手が日本一に輝く

9月28、29日に秋田県立武道館で開かれた全日本学生体重別選手権大会に、男女柔道部から多数の選手が出場した。男子は66キロ級の内村光暉選手(体育学部4年)と81キロ級の渡邊神威選手(同3年)、女子は63キロ級の立川選手、78キロ超級の児玉選手が優勝、57キロ級の竹内選手は連覇を果たした。男子66キロ級の鈴木練選手(同4年)と81キロ級の岡虎選手(同3年)、100キロ級の後藤龍真選手(同)が準優勝した。

 
(写真上)決勝の代表戦で一本勝ちした立川選手
(写真中)4試合中3試合でポイントを挙げた竹内選手。決勝でも流れをつくる一本勝ち
(写真下)男子66キロ級を制した内村選手