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2020年1月1日号
【熊本】農学部と尚絅大のコラボ弁当
地元の魅力ある食材を使用

農学部バイオサイエンス学科と尚絅大学生活科学部栄養科学科の学生約50人が共同開発した「野菜たっぷりヘルシー弁当〜熊本の魅力詰め込んだばい!〜」が、昨年11月30日と12月1日に熊本市の鶴屋百貨店で販売された。九州キャンパスと尚絅大学・尚絅大学短期大学部が締結した包括協定の一環。両日とも100食限定で販売した。

熊本の名産品や隠れた魅力ある食材を伝えよう――。2018年の秋に発足したプロジェクトでは、「ヘルシー」をコンセプトに弁当の開発を始めた。「熊本の食材をうまく使うために、農学部の先生方にオススメの食材を聞いて回るところから始めました。ミニトマトなどの名産品だけでなく、ヤーコンやシイラなど隠れた食材も多く候補に挙がった」と木下陸さん(4年)は振り返る。
 
続いて食材をリストアップし、両大学それぞれに数人のグループに分かれてレシピを考案。「自分たちで試作を繰り返し、尚絅大の学生とも試食会を開く中で改良を重ねました。最初は白米で作ろうと思っていたかしわ飯に玄米を混ぜるなど、ヘルシーさも意識した」と星野真生さん(1年)。大嶋里菜さん(2年)は、「試作のたびに味が違って、レシピを考える大変さを感じた」と苦笑いしながらも、「肉を使いたいレシピでも、カロリーを意識して豆腐を使用するなど、工夫するのは面白かった」と話す。
 
農学部の学生が食品の機能性を調べ、尚絅大の学生がカロリーや塩分量を調整し、13種類のレシピが完成した。実際の弁当は有限会社マツエダフーズが製造を担い、阿蘇実習フィールドの加工場で学生たちが手作りしたソーセージやこんにゃくのほか、農場で栽培・加工したブルーベリージャムや米、サツマイモ、ニンジン、ヤーコン、シイタケも使用。バイオサイエンス学科食品バイオ化学研究室と宮崎県のトマト農家「OGAWA FARM」が共同開発した発酵トマトソースも使われている。

学生が店頭に立ち限定200食が完売

「東海大と尚絅大の学生が考えた、コラボ弁当はいかがですか〜!」

11月30日の朝10時、開店と同時に多くの買い物客が立ち止まり、学生たちによる食材やメニュー、機能性についての説明に耳を傾けた。
 
両日とも用意した限定100食は昼前に完売。東海大の学生代表・中島勇貴さん(4年)は、「形になった弁当を見て、1年間の制作過程がよみがえりました。食べながら熊本の特産品や機能性などを知ってもらおうと冊子も制作して配布したので、この弁当をきっかけに興味を持ってもらえたらうれしい」とコメント。

指導にあたった木下英樹講師は、「食材の選定から製造販売までを経験し、携わった学生にとっても大変よい学びになりました。両大学のよさを生かせたのでは」と語った。

 
(写真上)学生が店頭に立って販売
(写真下)色鮮やかな「ムラサキマサリの炊き込みご飯」など見た目にもこだわった。レシピは『クックパッド』でも公開