News:付属諸学校
2020年2月1日号
高大連携で食を学ぶ
【熊本星翔高&農学部】
校内で獲れた果実を使い 大学生と食品加工を学ぼう

付属熊本星翔高校で、昨年12月14日から今年1月11日にかけて高大連携プログラム「星翔シトラス・プロジェクト」が実施された。農学部では、2016年の熊本地震発生後から阿蘇実習フィールドが使用可能になるまでの間、熊本星翔高の家庭科室で加工実習を行ってきた。今回のプロジェクトは、同学部と農学教育実習センターがこれまでの施設借用への感謝を生徒や教職員に伝えようと企画したもの。

農学部の学生12人と熊本星翔高サイエンス部、チアリーディング部の生徒10人が参加。校内に植えられている柑橘系の果実を使って、マーマレードを作った。

12月14日の講座では、農学部の安田喜一講師らの指導で果実を収穫し、葉の形や食味などからグレープフルーツなどと同じタンゼロ類の果実であることを判別。1月11日には実習センターの職員らの指導のもと、オリジナルのマーマレードを完成させた。参加した生徒は、「校内に果実がなっているのは知っていたが、食べられるのかと考えたことはなかった。大学生と食品加工について学べてとても楽しかった」と話していた。

【相模高&健康学部】
栄養や美容テーマに食育講座 大学での学びを伝える

付属相模高校で1月11日、健康学部の学生による食育講座が初めて開かれた。同学部への進学が内定している高校3年生に大学での学びを知ってもらうとともに、栄養や美容の知識を深めてもらおうと、チャレンジセンター・ユニークプロジェクト「KENKO SHOKUIKU PROJECT」の食育活動班が企画。生徒13人が参加した。

初めに小林理玖さん(健康学2年)が授業や課外活動について説明したほか、「学生の健康課題」をテーマに、「高校生や大学生は塩分過剰摂取や野菜不足、脂質異常症などが健康課題として挙げられます」と話し、塩分や野菜の適量などを解説した。続いて石井伽奈さん(同)が高校生の悩みで多いニキビの原因と予防法などをテーマに話し、小林さんが高校生アスリートの貧血について、中山希良理さん(同)は健康的なダイエットのポイントなどを説明した。

学生が栄養バランスを考えて開発した「スペシャル!KENKO★ランチ」食べた後、講演の内容を確かめるクイズや、ICタグが内蔵された食品サンプルを乗せると塩分量やエネルギー量などを可視化できる「食育SATシステムを使って夕飯のメニューを考える企画も実施。生徒たちは、「野菜を多く取っているつもりだったけれど、思った以上に少なかった」「栄養や運動に興味があるので、大学での勉強が楽しみ」と笑顔を見せていた。

相模高卒業生の小林さんと石井さんは、「大学で学んできた成果を後輩たちに伝えられるよう工夫しました。今後はほかの付属高校でも開催できれば」と話していた。

 
(写真上)農学実習センターの職員らが作り方をレクチャー
(写真下)料理を足したり引いたりしながらバランスのよい夕飯を考える