News:教育
2011年4月1日号
フィンランドから日本の教育を考える
教育シンポジウムを開催

教育シンポジウム「日本の教育、間違っていませんか?〜フィンランドから考える」が、3月5日に東京・千代田区の毎日ホールで開催された。(社)北方圏センターが主催し、東海大学大学院国際地域学研究科と毎日新聞社が後援する催し。フィンランドや北海道で実践されている教育の先進事例を、東京で発信することを目的に実施された。

シンポジウムには学園から、国際文化学部の川崎一彦教授と付属第四高校の工藤優樹教諭が出席。教育ジャーナリストの増田ユリヤ氏による基調講演「先進国フィンランドから学ぶもの」やパネル討論が行われ、学生や教員、社会人など約90人が聴講した。川崎教授がコーディネーターを務めたパネル討論では、工藤教諭やジャーナリストら5人が「フィンランドと北海道の先進事例をヒントに日本の教育を考える」をテーマに議論を展開。工藤教諭は第四高で実践する知的財産教育を紹介しつつ、「授業の中に『作る』ことを取り入れることで生徒の意欲が高まる」と発言した。

最後に各パネリストが今後の施策を提言。「教育の中央集権」から「教育の自治」へ、「集団の空気」から「個人の心」へなど多様な提案が相次いだ。川崎教授は「北海道は長年にわたり北欧との交流が活発で、フィンランドの教育手法も積極的に取り入れてきた。教育は日本にとっての緊急課題。地域の枠を超えて共に考え、具体的な施策につなげていきたい」と抱負を語った。

 
(写真)今後の施策を提言するパネリスト。来場者との活発な意見交換も行われた