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2011年6月1日号
2010年度の就職状況まとまる
粘り強い活動で内定獲得!例年以上に早めの準備を

今春全国の大学を卒業した学生の就職率が、「就職氷河期」といわれた1999年度と並び過去最低の91・1%と発表された(4月1日現在・文部科学省、厚生労働省査)。世界的な不況や東日本大震災の影響で厳しい状況が続く中、学生たちは就職活動にどう取り組めばいいのか。キャリア支援センターに2010年度の就職状況と、活動へのアドバイスを聞いた。

キャリア支援センターがまとめた10年度の東海大生の就職決定率は92・8%。企業が厳選採用を続ける中、09年度の92・3%を0・5ポイント、10年度の全国値を1・7ポイント上回る結果となった。キャリア支援センターの染谷宏次長は「大手企業の採用は厳しい状況にありますが、一方で中小企業は採用数を増やしています。学生たちが知名度にこだわらず、最後まで粘り強く就職活動を続けたことが、内定獲得につながったのではないでしょうか」と話す。東海大生の就職先ランキングでは東日本旅客鉄道が最も多く、東京都警視庁、防衛省、神奈川県警察本部が続くなど、09年度と同様に安定志向の公務員志望者が多いことも特徴だ。

震災の影響で採用延期、就活時期の見直しも
例年であれば、大学4年生が就職活動終盤を迎えている6月。しかし今年は東日本大震災の影響を受けて、大手企業の3分の2強が採用活動を1、2カ月程度延期している。これを受けキャリア支援センターでは、例年5月と6月に実施している学内合同企業説明会を7月にも開くほか、キャリアカウンセラーによるカウンセリングなどで学生をフォローしていく。

また3年生の就職活動に関しては、今年1月に㈳日本経済団体連合会が倫理憲章の見直し策を発表。大学新卒者の就職活動早期化・長期化を受けて、会社説明会など採用に関する広報活動の開始時期をこれまでより2カ月遅らせ、3年生の12月以降にするといった内容が盛り込まれている。

しかし、「倫理憲章に強制力はなく、東日本大震災の影響も今後さらに広がる可能性が高いことから、3年生の就職活動は先行き不透明と言わざるを得ません。就職活動の時期になってから始めるのではなく、今まで以上に自分が何を学び何をしたいかを考え、早期から準備する必要がある」と染谷次長。「キャリア支援センターでは2年生対象のインターンシップ『東海JOB-LEAGUE』や、各種講座も開講しています。分からないことがあれば、いつでも相談を」と呼びかけている。

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