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2011年6月1日号
早川選手が学生初タイトル
関東インカレ1万メートル制覇 “同じ相手には負けられない”
大歓声の中、両手を突き上げてゴールに飛び込んだ――。関東学生対校選手権大会(5月14日〜22日・国立競技場ほか)の1万メートルに出場した早川翼選手(理学部3年)が、同種目7年ぶりの日本人王者に輝いた。 

「タイムが遅くても勝てればよかった」。貪欲に勝利だけを目指した裏には、大学初タイトルへのあこがれとともに、今年の箱根駅伝5区で敗れた東洋大学・柏原竜二選手らへの対抗心もあった。「調子が良かったので攻めの走りができた」と話す通り、序盤から先頭集団でレースを展開。5000メートル付近で日本大学のガンドゥ・ベンジャミン選手に大きくリードを許すも、冷静に集団の中から様子をうかがった。

多くの選手が疲れを見せ始めた7000メートル付近。2位を争っていた柏原選手を突き放すと、さらにギアを入れ替え、あっという間に先頭をとらえた。“これなら勝てる”。ベンジャミン選手の苦しそうな表情を見た早川選手は勝利を確信した。ラスト100メートルを迎え、後ろを振り向いた早川選手の目に後続の姿は映らない。自己ベストの28分41秒26でゴール。大学進学後、初の栄冠に「やっと結果を残せた。何度も同じ相手に負けられないという思いもあったので、勝てたことは本当にうれしい」と話した。

今大会では、昨年の日本学生対校選手権大会(日本インカレ)三段跳びを制した長谷川大悟選手(情報理工学部4年)も優勝。「仲間の声援が背中を押してくれた。最後の年に結果を残せてホッとしている」と語った。チームは総合2位に終わったが、入賞者も多く、9月の日本インカレ制覇へと望みをつなぐ結果となった。(取材=野瀬直裕・文学部3年)