News:ひと
2011年6月1日号
アーチェリーで高校日本記録樹立
甲府高校アーチェリー部 鬼山直也さん(1年)

世界大会に出場して 強豪と競い合いたい
5月12日、山梨県高校総合体育大会のアーチェリー競技に出場した鬼山直也さん。70メートル先の的へ72本射って総合点を競う種目で、高校生の日本記録を打ち立てた。1射10点満点で、今回の記録は671点。平均9・3点と考えると、相当の技術と集中力がうかがえる。

アーチェリーを始めてまだ4年目という鬼山さん。「それまではサッカーをやっていたのですが、けがで試合に出られずにいたとき、父の勧めもあって始めたのがきっかけです」。父の和久さんもアーチェリーの競技者で、現在は鬼山さんの所属する甲府高校アーチェリー部で監督を務めている。練習はほぼ毎日、放課後から午後7時ごろまで。甲府市内の洋弓場を借りて、他校のアーチェリー部員ら約20人と合同で行っているほか、自宅でも練習を欠かさない。

とはいえ、競技を始めて4年で高校日本記録を更新する腕前はタダものではない。上達の秘訣を聞くと、「地道な練習を積み重ね、多くの試合へ出て経験を積むこと」。多いときは月に4、5回、県内外で開催される試合にも出場している。5月7日から10日にかけて行われた世界選手権代表の最終選考会では、アテネ五輪銀メダリストの山本博選手らとも接戦を繰り広げたが、代表入りの夢は叶わなかった。「天候に左右されたこともありますが、実力の差を感じました」と、練習にさらに力が入る。

現在は、6月中旬に行われる世界ユース選手権代表の最終選考会に向けて調整中だ。今後は体幹を鍛えるトレーニングも加えていくという。「練習漬けの毎日ですが、勉強もおろそかにはしたくない。英語をもっと勉強して、海外の選手との親交を深めたい」。(志)

 
(写真)練習中の鬼山さん。集中力を研ぎ澄ます瞬間だ