News:付属諸学校
2011年7月1日号
浦安高 壁新聞で活動を伝える
復興支援に広がるボランティアの輪

模造紙数枚に、拡大コピーしたカラー写真とマジックの手書き原稿の大きな壁新聞─。付属浦安高校・ボランティア同好会のメンバーが4月から制作している手作りの「ボランティア新聞」が、生徒たちの注目を集めている。

東日本大震災を受け、4月の新学期から各クラブの生徒が思い思いにボランティア活動を始めた浦安高。その活動をボランティア同好会のメンバーがまとめ、毎月末に正門横の掲示板に張り出している。震災前からボランティアについて考える詩や物語を作ったり、特別支援学校で本の読み聞かせなどをしてきたメンバーたち。「皆の活動をまとめて多くの生徒に知ってもらうことが、ボランティア活動に取り組んできた僕らの役目だと思った」と、部長の飯島弘之さん(3年)は話す。

被災地に届けたい」とオリジナルの応援ソングを作った軽音楽部、「がんばろう! 浦安」というロゴ入りのユニフォームを新調して代金の一部を寄付したサッカー部……。各クラブの活動をどのように紹介するのが良いかを顧問の木下円香教諭を交えて話し合い、誰もが見られるようにと大きな壁新聞を作ることに。遠くからも目立つようにカラー写真は大きく、文字にはカラフルなマジックを使うなど見せ方を工夫している。

加えて、読み手が不愉快な思いをしないための言葉づかいの配慮も欠かさない。「皆が頑張る様子を知らせる活動は楽しい。新聞を見てボランティアに関心を持つ仲間が増えた」と長尾佳さん(2年)。震災後に「絆を大事にしたい」と入部した菊池琴音さん(同)も、「伝えることで次の活動につなげたい」と話す。

学校をあげて募金活動を展開
4月からは同会が中心となり、浦安市と協力して月1回の街頭募金も始めた。当初は運動部の部員が参加。現在は夏の大会に向けて練習に打ち込む彼らに代わり、科学部や吹奏楽部といった文化系クラブの部員が街頭に立つ。参加した生徒は延べ200人を超えた。

「6月10日にJR新浦安駅前で行った募金には、生徒30人が参加した。街頭募金は9月まで続け、浦安市を通して千葉県共同募金に寄付する。生徒らは「皆で協力し、今後も支援活動を続けていきたい」と話している。木下教諭は「多くの生徒にとって、募金してもらうことは初めての経験。助け合う気持ちの大切さを実感してくれれば」と話している。

 
(写真上)写真配置や色使いなど話し合いながら制作を進めるメンバーたち(左は木下教諭)