News:ひと
2011年8月1日号
“負けず嫌い”精神で大舞台での活躍を誓う
陸上部初のインターハイ出場
菅生高校 和田 茜さん(3年)

高校1年の冬に陸上競技部に入部し、昨年の夏からやり投げを始めた和田茜さん。中学では野球部に所属、「肩はもともと強かった」という。自分の持ち味を生かせるやり投げの魅力にはまり、記録もどんどん伸びていった。5月14日の東京都高校総体で3位に入ると、6月17日の南関東大会でも5位入賞。それまでのベストは37メートル96だったが、ここ一番で2大会連続となる40メートル超の記録をマークし、インターハイへの出場を決めた。

本格始動から1年足らずで手にした全国大会への切符は、同校陸上競技部創部以来初の快挙。本人は「練習ではいつも調子が良くないのに、本番では不思議と自信があるんです」と笑う。明るく快活な性格もあり、顧問の長谷川英樹教諭は「部ではムードメーカー的な存在」と評している。
その一方で、学業でも手は抜かないのは、和田さんのポリシーだ。「得意なのは数学。授業中は絶対に寝たりせず、人の模範になるつもりでいます」。近ごろ、将来は福祉系の職業につきたいとの思いも芽生え始めた。

何事にも一生懸命な和田さんを、両親はいつも温かく応援してくれるという。同じ陸上競技部でやり投げを始めたばかりの2つ年下の弟・高典さんの存在も、精神的な支えになっているようだ。「弟とは学校の行き帰りや家でも陸上部のことばかり話しています。家族みんな、仲が良いので」

8月3日に岩手県で行われるインターハイでは、自己記録を4メートル以上も上回る45メートルを目指す。「45メートルが出れば、決勝にも残れるはず。たくさんの人が応援に来てくれるので、早く帰らせないぞという感じです」。和田さんの持ち前の“負けず嫌い精神”にいよいよ火がついた。 (小野哲史)