News:学生
2011年8月1日号
夏休みこどもテレビ局を開局
チャレンジセンター3・11生活復興支援プロジェクト
“大船渡の今”を伝える 地元の小学生と番組を制作

チャレンジセンターの「3・11生活復興支援プロジェクト」のライフメディアチームが、「大船渡どんぐりハウス“夏休みこどもテレビ局”プロジェクト」の準備を進めている。応急住宅チームが5月に建設した、岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)泊地区の応急公民館「どんぐりハウス」を拠点に、同市教育委員会などの協力を得て8月4日から12日まで現地の小学生と番組を制作。現地での上映会や、ケーブルテレビ局への配信を行う予定だ。

3月11日の東北地方太平洋沖地震以降、テレビや新聞では連日被災地の様子が伝えられている。だが今ある報道はすべて“大人の視点”で作られたもの。「内容は現地に行ってから小学生と話し合って決めますが、子どもの視点や素朴な疑問を生かした、今までの報道とは一味違った番組制作を目指す」とリーダーの柏原有輝さん(文学部3年)は言う。

今回のプロジェクトでは、小学生とともに被災地を取材し、持ち帰った映像を編集。どんぐりハウスでのスタジオ収録を経て30分の番組にまとめる。柏原さんは、「過去にも学科で番組制作をしてきましたが、1週間という短期間は初めて。不安もありますが、子どもたちの思い出に残る活動にしたい」と意気込む。

完成した番組は、文学部広報メディア学科の学生が中心となって制作しているドキュメンタリー番組「ミネスタウェーブ」の夏休み特別版として、全国14のケーブルテレビ局に配信する予定。

プロジェクトアドバイザーの五嶋正治准教授(文学部広報メディア学科)は「被災した子どもと向き合い、大学でこれまで学んできたことを伝えることは、学生にとっても大きな経験」と語る。子どもの目線で“大船渡の今”を伝える、学生たちの挑戦が始まる。

 
(写真上)広報メディア学科では、5月に「ミネスタウェーブ」7月放送分の撮影で被災地を訪問。その経験を今回のプロジェクトに生かす
(写真)7月11日にはメンバー募集ガイダンスを行った