News:学生
2011年9月1日号
看護師目指し夏季集中講義
学習方法を学び合う

夏を制する者は受験を制す─。医療技術短期大学で8月3日と5日、来年の看護師国家試験に向けた夏季国家試験対策講義が行われた。学生の発案で例年とは様変わりした講義の様子を紹介する。

医療短大では、学生と教員が連携して国家試験対策委員会を組織し、合格に向けた取り組みを重ねている。同委員会が教員の協力を受け、毎年、夏季休暇中と試験直前に実施している3年生対象の国家試験対策講義もその一つだ。例年は約1週間にわたり全科目を学んできた夏季講座を、今回は基礎となる必修科目に絞って2日間に凝縮。初の試みとして、初日の1限目を、グループ別に学生同士が勉強方法やノートの取り方を紹介し合う学習の共有時間にあてた。

「先輩のアドバイスを受け、短期間でも基礎を集中して学んだほうが効果的だと考えた」と学生国家試験対策委員長の奥山璃子(りこ)さん(3年)。「夏休みの初めに工夫点を共有することで、休暇中の学習に生かしたい」と、同委員の島津咲希さん(同)も背景を話す。委員たちは教員国家試験対策委員長の吉野由美子准教授に相談。指導を受けながら、見本となるノート選びの基準やグループ討議の進め方などについて話し合いを重ねてきた。グループ分けも、クラスや実習先が異なる学生が混じり合うことで互いに刺激を受け、違う視点からの意見が共有できるよう工夫した。

当日は、9人の学生委員が各グループに1人ずつ付き、討議の進行役を務めた。最後にまとめとして各グループから1冊ずつノートを紹介。付箋や蛍光ペンの使い方などに工夫を凝らしたノートをスクリーンに映し、参加者全員で共有した。吉野准教授は、「共通の目標に向かって皆で協力して取り組むことは、看護師としての資質を磨く貴重な経験になる」と語っている。

 
(写真)「こうしたら」と改善点も指摘し合った