News:付属諸学校
2011年10月1日号
福島の子どもとの交流会を開く
100人を超える生徒が協力

付属第三高校(茅野市)の生徒会が8月20日と27日、福島県の子どもたちとの交流会を同高で開催した。両日とも生徒会本部役員や運動部・文化部の有志が参加し、小中学生や保護者ら約200人と交流した。

この催しは、東海大学と交流協定を締結している茅野市から「市内を訪れている福島在住の子どもたちとの交流会を企画してほしい」と依頼を受けて実施した。同市では今年7月から8月にかけて、福島第一原子力発電所事故などの影響で屋外で遊ぶことができない福島県内の子どもたちを招待し、市内の観光施設などで遊ぶキャンプを開催。第三高での交流会は、その一環として企画・実施された。

生徒会役員の呼びかけに、100人を超える生徒が協力。各クラスや部活動ごとに、幼児向けの読み聞かせや校庭でのサッカー大会などのプランを練っていった。中心となって準備をした生徒会副会長の長巾(ながはば)知可さん(3年)は、「震災直後から募金活動を行うなど、学校全体で被災地を支援したいという意識が高かった。今回も全校生徒に提案したところ、子どもたちの助けになるならと、夏休み中にもかかわらず多くの生徒が参加してくれた」と話す。

8月27日に行われた交流会では、午前中に生徒会や理数科の2年生が小中学生の夏休みの宿題をサポート。短期大学部児童教育学科への進学が決まっている3年生が、図書館で幼児に絵本を読み聞かせたり、ぬいぐるみで遊ぶなどした。午後には各クラブ主催のスポーツ大会のほか、習字や理科実験体験などを実施。

各教室や校庭では「私たちがパワーをもらってしまった」と生徒が語るほど、子どもたちは元気いっぱいに楽しんでいた。長巾さんは、「満面の笑顔で遊んでいる子どもたちを見たときに、うれしさが込み上げてきました。これからも、さまざまな形で被災地を支援していきたい」と語っていた。

 
(写真上)高校生が夏休みの宿題をサポート。後日、参加者の保護者から、「よい学校の生徒さんたちと交流ができて本当によかった。ありがとうございました」との手紙が第三高に届けられた
(写真下)生徒にとっては、子どもとの接し方を学ぶ機会にもなった