Column:Interview
2012年1月1日号
高校通算71本塁打の主砲
期待を背にドラゴンズへ
甲府高校野球部 高橋周平選手(3年)

「プロ野球選手になりたい」。幼いころに描いた夢が実現した。昨年10月のドラフト会議で3球団から1位指名され、中日ドラゴンズと契約した高橋選手が、12月13日に入団会見を行った。「1年目の目標は“1軍昇格”。長く活躍できる選手になりたい」

付属相模高校で活躍した兄の影響で3歳からボールを握っていた。チームに所属した小学1年時は投手だったが、中学入学と同時に野手へ転向した。高校通算71本塁打を誇る打撃が最大の魅力だ。高校日本代表として出場した今夏のアジアAAA選手権では、木製バットで横浜スタジアムの右中間へ本塁打も放った。一方で村中秀人監督(甲府高教諭)は「守備も一級品」と太鼓判を押す。「守備力を買って1年からレギュラーに抜擢した。打撃もプロのスピードに慣れれば大丈夫」と期待する。

高校ナンバーワン野手として、世間の注目も人一倍。最近では練習もままならないほど取材が殺到し、「ドラフト後は学内でサインを求められることも多いようですが、嫌な顔ひとつせず応えている」と担任の功刀(くぬぎ)浩教諭は言う。「クラスでは騒いだり目立ったりするタイプではないけれど、自分で判断してやることはやる。気のきく、優しい子です」

「得意科目は政治経済ですかね」と話す高橋選手に、功刀教諭は「担当が野球部コーチの和泉淳一先生ですから。頑張ってテストでもいい点を取っていましたよ」と笑う。実家のある神奈川県を離れ、山梨県で過ごした高校生活。「皆でひたすら走った練習が一番の思い出。甲子園には行けなかったけど、ここに来てよかったと思える3年間だった」

 
180センチ、83キロ。右投左打。1年夏から4番三塁でスタメン。3年夏は3番遊撃。中日での背番号は31