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2012年3月1日号
第43回海外研修航海
南太平洋を巡る41日間へ
多くの狃于颪き瓩待つ航海 異文化や大自然から学ぶ

南太平洋の島々を、学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=217トン)で巡る「第43回海外研修航海」の出港式が、2月15日に静岡市・清水マリンビルで行われた。研修団は、東海大学と各短期大学(部)の学生98人、団役員14人、乗組員28人、海洋学部航海学科航海専攻の練習学生20人の計160人。3月26日まで41日間の航海がスタートした。

海外研修航海は、諸外国の文化に触れることで国際的な視野を広げるとともに、船内での共同生活から協調性を培うことなどを目的に、毎年実施している学校法人東海大学独自の教育プログラム。今回初めて、参加学生全員に日本学生支援機構から、奨学金が給付される(航海終了後にレポートを提出)。


式典には、松前達郎総長をはじめ学園関係者、学生の保護者ら多数が出席。松前総長はあいさつで「この航海で得た経験は、皆さんの人生に一生の思い出となって刻まれることでしょう。無事に清水へと帰港し、一人ひとりが成長した姿を見せてくれることを期待しています」と激励した。続いて研修団の片山恵一団長(工学部教授)、望星丸の河内尚船長、盒玉審慇個(国際文化学部3年)が航海の安全と研修での成長を宣誓。松前総長から団旗が授与された。

今回の航海は「日本を見つめよう 世界を見渡そう」がテーマ。片山団長は、「東日本大震災からちょうど1年目を、私たちは洋上で迎えます。この厳しい時代にこそ、グローバルな視点から日本の将来を考えなければなりません。学生には、主体的に学ぶ姿勢と、広い知識を身につけてほしい」と語った。

洋上生活から協調性を養う

船出を目前にした学生からは、「仲間と力を合わせ、洋上行事の準備をしたい」「寄港地での学校訪問が楽しみ」などの声が聞かれた。

副学生長の一戸俊介さん(教養学部3年)は、「航海で協調性を養って忍耐力をつけ、今後の就職活動や学生生活に役立てたい」と話す。また、留学生の頼怡玟(ライイブン)さん(観光学部1年)は、

「普段は他学部の学生と出会う機会が少ない。多くの友達をつくってコミュニケーション力を向上させたい」と期待に胸を膨らませた。一行は、松前総長と固い握手を交わして乗船。デッキに並んだ研修団は、色とりどりのテープと大歓声に送られて出航した。


研修団の活動をHPで公開
今回の研修航海は、コロール(パラオ共和国)、ラバウル(パプアニューギニア独立国)など4カ所に寄港する。航海の様子は、ホームページhttp://ship.pr.tokai.ac.jp/43/ で公開中。望星丸の航跡や現在位置を確認できるほか、研修団員の日記や、各地での活動報告を見ることができる。




学ぶ姿勢を大切に、航海で成長目指す
高橋 命(みこと)学生長(国際文化学部3年)

海外の文化や自然に直接触れたいという思いから参加しました。学生長に推薦されたのは、事前研修で積極的に周囲に話しかけ、意見の調整役になったことが理由だと思います。

責任ある立場を引き受けたからには、参加者全員が満足できる研修航海にしたい。思い切り遊び、真剣に学ぶ、メリハリのある雰囲気をつくるように心がけていきます。団役員の先生方からは、3月11日に東日本大震災の追悼行事を行うと聞いています。学生からも積極的に意見を出していこうと考えています。

また、船の上では行動も制限されますが、周囲の状況を観察する力をつける絶好のチャンスだと思います。学ぶ姿勢を大切に、帰ってきたときには成長した姿を見せたいです。