Column:Interview
2012年5月1日号
【卒業生訪問!】パラオでイルカのトレーナー
学生時代から努力重ね南の島で夢を実現

西邨(にしむら)千菜美さん
(海洋学部2001年度卒業)

パラオ共和国にあるイルカとのふれあい施設「ドルフィンズ・パシフィック」で、2008年から現地スタッフとともにトレーナーとして活躍。今年2月の海外研修航海では、現地を訪れた後輩のために特別プログラムを用意して、イルカの魅力を伝えた。「子どものころ、夏休みの楽しみは水族館でイルカのショーを見ること。イルカと友達のようなトレーナーにずっと憧れていた」という西邨さん。高校生のときに「イルカのトレーナーになる!」と決心。そのためには広く海の生物について学ぼうと、海洋学部に進んだ。

夢がかない、沖縄の施設でトレーナーとしてキャリアを積んでいたときのこと。アメリカ人トレーナーからイルカに対する姿勢やトレーニングなど、多くの興味深い話を聞き、「本場のショーを見たい」とフロリダのシーワールドに。イルカと一体となり楽しそうに働くトレーナーの姿を見て、海外で働こうと決めた。沖縄の施設を退職後、ハワイで3カ月間のインターン研修。英語で苦労して海外で働くことをあきらめかけたが、縁あってパラオで就職した。

イルカは知能が高く、少しでも人間が上に立とうとすると思いどおりに動いてくれない。「イルカを幸せに楽しませることを心がけています」。一方で、悲しい別れもある。担当のイルカが1カ月の懸命な治療のかいなく死んでしまったとき、西邨さんは仕事中。「お客さまの前では笑顔でいなければならず、本当につらかった」と振り返る。「どんな夢も努力すれば未来につながる」。後輩への思いは、卒業生を紹介した小冊子『言葉の花束』にも紹介されている。

 
(写真)来場者が海の中でイルカと直接ふれあうプログラムが多い。「毎日が勉強です」