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2012年5月1日号
世界学生クロカンで銅メダルに輝く
陸上競技部 元村大地 選手(体育学部3年)

陸上競技部駅伝チームの元村大地選手(体育学部3年)が世界の舞台で躍動した。3月24日に中国で行われた第12回アジアクロスカントリー選手権(12キロ)と、4月14日にポーランドで行われた第18回世界学生クロスカントリー選手権(10・5キロ)の日本代表に選出され、世界学生では銅メダルを獲得。各国の上位4選手の順位で争う団体で日本の金メダル獲得に貢献した元村選手に迫った。 (取材=野瀬直裕・文学部4年)

「1月の箱根駅伝で1区11位に終わって、もう一度ゼロからのスタートという気持ちやってきました。クロカンは起伏が激しく、整地されていないコースを走るので、一時期故障もあった自分には足腰を鍛え直す意味でも利点があります。レースの中で体を作り直していこうと思いました」

2月の千葉国際クロカンでは31位に沈んだものの、続く福岡国際クロカンでは佐藤悠基選手(2008年度卒・日清食品)や村澤明伸選手(体育学部4年)ら日本のトップ選手と競り合い、4位入賞。「目標だった」2大会の代表に選ばれた。

初めての海外でのレースとなったアジア選手権は、「最初から飛ばしすぎて後半バテてしまった」。直前に体調を崩すなど万全ではなかったものの、実業団の選手に混じって8位に入った。世界学生では、反省をもとにレース後半でしっかり粘ることを意識して臨んだ。設楽悠太選手(東洋大・3年)がスタートから抜け出したが、「必ず落ちてくると思ったので焦りはなかった」という。中盤で追いつき、一時はレースを引っ張るなど積極的な試合展開を見せ、3位でゴールした。

“助っ人”で区間賞高校からランナーに
陸上競技と出会ったのは、野球部に所属していた中学3年生のとき。“助っ人”で出場した熊本県中学校対抗駅伝で、いきなり区間新記録を樹立した。九州学院高校で本格的に陸上を始めると、3年時のインターハイ3千メートル障害では日本人トップの4位に入るなど着実に力をつけていった。「当時から村澤さんは憧れの存在。一緒に練習して強くなりたい」と東海大の門をたたき、今では村澤選手、早川翼選手(理学部4年)とともにチームを引っ張る3本柱として期待されている。
 
「世界学生で東洋の設楽選手(2位)に負けたのはまだまだ力不足ということ。どんな場面でも勝てる“真の力”を目指して、練習していきたい」