News:総合
2012年6月1日号
2011年度の就職状況まとまる
早めの準備と対策が内定のカギ!

今春卒業した大学生の就職率が前年同期を上回る93・6%で、4年ぶりに改善したと発表された(4月1日現在・文部科学省、厚生労働省調査)。㈳日本経済団体連合会が倫理憲章を見直し、企業の採用情報の公開が遅れるなど就職戦線が様変わりする中、どのように活動すればよいのか? キャリア支援センターに2011年度の就職状況と今後の対策などを聞いた。

キャリア支援センターがまとめた11年度の東海大学生の就職決定率は91・1%。10年度を1・7ポイント、全国値を2・5ポイント下回る結果になった。同センターの染谷宏次長は「東海大生にとっては厳しい就職状況となりましたが、4月以降に就職が決まった卒業生などの動向も引き続き調査しており、最終的な数値は上がる見込みです。一人ひとりの学生が満足のいく就職活動をするために、進路の希望や適性を早期に見極めるきめ細かな支援を一段と強化していきます」と語る。

東海大生の就職先ランキングでは、JR各社や警察・消防関係など安定志向が続く。一方で「人から感謝される仕事に就きたい」といった志望動機が増えたのも特徴だ。

就職関連講座の積極的な活用を
世界的に不安定な景気動向に加え、昨年は倫理憲章見直しで就職活動の本格的な開始がこれまでより2カ月ほど遅い12月になるなど、学生を取り巻く不安要素は多い。「それでも事前の自己分析や業界研究など、やるべきことは変わらない」と染谷次長。同センターでは学生の主体的な取り組みを促すために、早期から多彩な就職支援活動を展開している。今年度は3年生と大学院生対象のガイダンス開始を例年より1カ月早め、湘南校舎では6月7、8日に実施。スケジュール管理や情報収集の方法など、具体的な準備や対策を紹介する。このほか、4年生と大学院生への就職支援も続ける。
 
「これまでの流れから、採用情報の公開が前倒しになるとは考えにくい。就職活動が本格的にスタートする前に、将来的な構想を描き、そのためにどのような職種・企業を選ぶのか掘り下げておくことが大切」と染谷次長。納得できる就職活動のために、就職支援行事を積極的に活用してほしいと呼びかけている。