News:付属諸学校
2012年7月1日号
一貫教育体制を生かして 各地で“年の差”交流
付属かもめ幼稚園(熊本市)で今年度から新体操教室が始まった。付属熊本星翔高校体操部(新体操)が協力して実現したもので、5月17日に第1回が開かれた。そのほかにも、各地で一貫教育体制を生かしたさまざまな取り組みが行われている。

新体操にチャレンジ!
かもめ幼×熊本星翔高

かもめ幼稚園では、2004年度から熊本星翔高サッカー部によるサッカー教室を実施してきた。今年度は、同高が「サッカーに加え、新体操も経験してほしい」と提案。年長の女の子に希望を募ったところ、44人が参加することになった。竹内むつ子園長は、「女の子たちは興味津々で、積極的に手を挙げてくれました」と話す。

毎週木曜日の課外活動の時間に、体操部(新体操)の清田彩乃監督と部員たちが来園。準備運動をはじめ、リボンやフラフープなどの手具を使ったレッスンに取り組んでいる。「まずは新体操の楽しさを知ってもらい、リズム感や運動能力の向上につなげたい」と清田監督。「将来は高校の体操部に入る選手になってほしい」と期待する。

また、昨年度から始まった茶道教室は、5月29日に熊本星翔高の和室で今年度第1回が開催された=右写真。茶道部指導者の小原京子さんのもと、年長園児107人がクラスごとに、部屋への入り方やお茶の飲み方を習った。今年度中にあと2回開かれる予定だ。「幼稚園の経験は将来につながるもの。サッカーや新体操、茶道などに触れることで、未来を広げてほしい」と竹内園長は話している。

(上写真=毎週木曜日にホールで行われるレッスン。6月7日には、リボンの演技に挑戦した。年度末には発表会も予定している)


お兄さん、お姉さんのサポートでパソコンの使い方を学ぶ
本田幼×相模中

お兄さん、お姉さんと一緒にパソコンの使い方を学ぼう! 付属本田記念幼稚園(伊勢原市)の年長園児24人が6月11日、東海大学伊勢原校舎でパソコンの使い方を教わった。伊勢原情報システム課職員の海津徹さんが指導し、保育体験に訪れていた付属相模高校中等部の2年生がサポートした。

画像作成ソフトを使ったお絵描きや、インターネットで同園のホームページなどを閲覧しながら操作を体験。「家にあるから使えるよ!」と話す園児も多く、中には「ローマ字入力もできる」という声も。一方で「触ったことはあるけど、よくわからない」という園児には、中学生がついて丁寧に教えていた=左写真。

教務主任代行の石橋宏之教諭は、「最近は家庭でも手の届くところにパソコンがある子が多いので、きちんとした使い方を教えようと毎年行っています。幼稚園でも自宅でも調べものなどに使えるようになってほしい」と話している。


海の生き物に触ろう 大学生との交流を楽しむ
付属幼×付属小×海洋学部

付属幼稚園(静岡市)では6月6日、「あそびの会」が開催された。子どもたちが海の生物に触れる機会をつくろうと、海洋学部の学生サークル「水棲環境研究会」の協力を得て毎年開かれているもの。4月から同じ校舎で学んでいる付属小学校の児童も初参加した。当日は「海水浴シーズンを前に安全に楽しむための知識を身につけてもらおう」と、学生が用意したブースを巡った。

触っても安全な生き物が入ったタッチプールでは、海岸で多く見られるムラサキウニやイトマキヒトデに触って、「ウニのとげって痛くないんだね!」などとびっくりしながら観察。ミノカサゴやウツボなど毒を持つ生物の水槽では、ぽっかりと口を開けたウツボを見て「かわいいね」と笑顔を見せる児童もいた。なお、両校園は隣接する付属翔洋高校と海洋学部との連携を深めており、付属小の吹奏楽クラブを翔洋高の教員が指導するといった取り組みも始まっている。

(写真=海洋学部の学生たちは、「子どもたちと接することができてとても楽しかった」と話していた)