News:学生
2011年1月1日号
「装い」を通じて高齢者に笑顔を
介護付き有料老人ホームでファッションショー

昨年12月11日、政治経済学部経営学科の稲村雄大講師のゼミに所属する4年生15人が、座間市内の介護老人施設でファッションショーを企画・運営した。「社会的にインパクトのある、継続可能なビジネスモデル」を考える同ゼミの課題の一環で開催されたの。男女7人の高齢者モデルが秋冬のモードを披露した。

「学生と高齢者の交流イベント」をテーマに、これまでにも1泊2日の茶摘み体験ツアーや料理教室などを行ってきた学生たち。介護付き有料老人ホームの入居者をモデルにしたファッションショーの企画・運営もその一つだ。昨年9月に続いて2回目となる12月11日は、「レストヴィラ座間谷戸山公園」(座間市)を会場に行われた。

当日は同施設の入居者や家族ら約50人が集まる中、学生に付き添われた男女7人のモデルが照れと喜びの混じった表情でランウェイを歩いた。「高齢者にどんな企画が喜ばれるだろうと考えたとき、聞き取り調査で『マニキュアを塗ってもらってうれしかった』と話すおばあさんの笑顔を思い出しました。いくつになっても、おしゃれは人に元気を与えることできると実感しました」とファッションショー開催の経緯を話す企画責任者の山中綾子さん。

学生たちは、会場となる施設探しやショーの出演者の募集だけでなく、衣装や化粧品などを貸し出してもらうために、洋品店や化粧品会社を東奔西走。週末ごとに施設を訪れ、撮影した衣装をパソコンの画面上で見ながらモデルと打ち合わせを行うなどの準備を重ねて本番に臨んだ。なお、今回かかった経費は、同ゼミの学生らが制作し、年明けに発行するフリーペーパーの広告収入で賄う予定だ。

モデルを務めた武田成夫さんは、「はつらつとした学生たちとのやりとりで元気をもらった。機会があればまた出演したい」と笑顔で語った。山中さんは「人とのやりとりには、型にはまった考えではなく柔軟性が必要だと感じました。今回の経験を生かして今後もいろいろなことに挑戦していきたい」と話した。