News:学生
2012年8月1日号
学生の視点で新しい祭りを
札幌校舎の夏の風物詩、ラベンダーが今年も満開

約3600株のラベンダーが咲き誇る札幌校舎で、7月21、22の両日、学生たちが提案した“新しい”南沢ラベンダーまつりが開催された。14日には吹奏楽部のコンサート、21日にはフォーラムが行われるなど、多彩なイベントが初夏の札幌を彩った。

札幌校舎のある札幌市南区南沢は、日本のラベンダー栽培発祥地。同校舎では2002年度から3カ年計画で「ラベンダーキャンパス化計画」を進めてきた。07年度からは、校舎内のラベンダー畑が紫一色に染まる7月に、地域と連携したイベントを行っている。ラベンダーまつりにはこれまでにも学生がかかわってきたが、今年は「フィールドワーク」の授業を履修する学生を中心に11人が企画から参加。南沢地区の町内会連合会やまちづくり協議会などからなる実行委員会にも加わった。

「祭り自体は今年で6回目。これまでの良さを残しながら、学生の視点を加えていければと思った」と学生リーダーの井原彰太さん(国際文化学部4年)は振り返る。実行委員会の1回目の会議で、地域住民にラベンダーまつりに対するイメージや意見を調査。日野西祐大さん(同)は「焼きそばや特産品の販売など恒例の企画が好評。また゛ゆっくりラベンダーを楽しみたい〞という声も聞かれた。一方で以前から課題として挙がっていたのが、“お祭りらしいにぎやかな雰囲気”をつくること。これらをうまく融合させる必要があると思った」と語る。学生たちは意見を持ち帰り、話し合いを重ねて2回目の会議で提案。「子どもから大人まで楽しめる祭り」を目指し、準備に取りかかった。

NEWスポーツやオリジナル商品も

「そば粉や蜂蜜といった特産品をただ売るのではなく、それらを生かした地域ブランドを作ってほしい」。そんな地域の声に、学生たちはオリジナル商品作りを決定。地元の洋菓子店と学食に協力を依頼した。試作品作りでは、ロシア料理のそば粉入りパンケーキ“ブリニ”に蜂蜜とラベンダーの香料を加え、「何の味かよくわからない…」と苦笑いする場面も。試行錯誤の末、ラベンダーパイリーフとそば粉クッキー、はちみつサブレが完成した。

また、「大人がゆっくりとラベンダーを楽しんでいる間に、子どもが遊べる場を作りたい」と、NEWスポーツアトラクションや、バルーンアートを体験できるコーナーのほか、ラベンダー畑とその周辺を巡って問題に答えるクイズラリーも実施。22日には学生サークル「祭屋」がよさこいソーランの演舞も行った。まちづくり協議会の梶浦孝純会長は、「学生たちの若さあふれるアイデアとエネルギーで、今までにないスケールの祭りになった。本当によく頑張ってくれた」と喜ぶ。井原さんは、「地域の方と何度も会議を重ね、たくさんの支援をいただいたからこそ形にできた。来年以降も続けていければ」と話している。
 

(写真上から)
▽キャンパス内で満開のラベンダー畑
▽オリジナル商品を販売する学生たち
▽NEW スポーツの1つ、フライングディスクは子どもたちにも大人気
 

吹奏楽部が恒例のコンサート

7月14日に札幌校舎の吹奏楽部が、「第9回ラベンダーコンサート」を開催した。満開のラベンダー畑をバックに、この日のために用意してきた「ディズニー・ファンティリュージョン!」など全7曲を披露し、会場に集まった約350人が演奏を楽しんだ。当日は、チャレンジセンター「福祉除雪プロジェクト」のメンバー19人が、昨年に続き東日本大震災の復興を支援するための募金活動も実施。金田紗季さん(国際文化学部4年)は、「1年経った今でも困っている人がたくさんいる。大震災を忘れないためにも、継続して募金活動をしようと思った」と話す。

集まった5万1858円は日本赤十字社に寄付し、「直接的な支援はできないけれど、少しでも被災地の方々の役に立てれば」と語っていた。


フォーラム「さっぽろ園芸ビギナーズ」
〜園芸を始めたいあなたへのメッセージ〜

ラベンダーフォーラム「さっぽろ園芸ビギナーズ〜園芸を始めたいあなたへのメッセージ〜」が7月21日に、札幌校舎のマルチメディアホールで開催された。講師を務めたグリーンアドバイザー北海道の会の室野美哉子氏は、自宅から持参したゼラニウムやサフィニアの鉢植えを使って剪定や水やりの仕方、肥料の選び方などを解説した。参加者からは挿し木の方法についてなど多くの質問が上がり、熱心にメモを取る姿も見られた。