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2012年9月1日号
武道必修化を受け講習会
柔道の知識と技術を社会に還元

湘南校舎の武道館で8月10日、体育学部の教員による「武道(柔道)」講習会が開催された。今年度から中学校学習指導要領で「武道」が必修化されたことを受け、武道学科を擁する大学として、地域の教育力向上への貢献や連携強化を目的に今回初めて企画したもの。地元の神奈川県平塚市、秦野市、伊勢原市などにある中学校の教員約40人が参加した。

当日は、体育学部競技スポーツ学科の宮崎誠司准教授が「柔道の重篤な怪我につて」、武道学科の上水研一朗講師が「今なぜ武道か」をテーマにそれぞれ講演。上水講師は礼儀作法の重要性などについて語り、「伝統の継承や人間形成において、武道が担う役割は大きい」と話した。

現役学生らが初心者もサポート
武道学科の中西英敏教授を中心に、井上康生講師や男女柔道部の選手らがサポートして行われた実技の講習では、準備体操から受け身のとり方、大外刈りや支え釣り込み足など基本的な投げ技について解説。「柔道は初心者で……」という女性教員には女子柔道部の選手がつくなど、丁寧に指導した。

最後に、山下泰裕副学長(体育学部長)が講話で、「武道の中でも、柔道を採用する学校が多い反面、指導者不足や安全確保など、不安を抱える先生方も多いと聞いています。大学の持つ知識を地域に還元し、よりよい社会の実現に貢献したい」と力説。また、「今後は剣道や同じく必修化されたダンスについても講習会を開くとともに、各校からの相談に応える窓口を設置するなど体制も整備したい」と展望を語った。

 

(写真)山下副学長は、「柔道で最も大切なのは相手を敬う心」と参加者に語りかけた