News:学生
2011年1月1日号
小学校でティーチングアシスタント
教える楽しさを現場で実感

福岡短期大学で「IT教育法」を履修する学生たちが、昨年10月から近隣の自由ケ丘南小学校でティーチングアシスタント(TA)を行っている。小学3年生がパソコンを扱う授業で、教員をサポートしながら、教える楽しさを実感して教育法を学ぶ。

「IT教育法」は、パソコンのインストラクターなどを目指す2年生が、指導法などを学ぶ選択科目。以前は、履修学生が教員役と生徒役に分かれて模擬授業を行いながら学んでいたが、「人の役に立つことや、教える楽しさは模擬授業では分からない。実習の場を探していた」と、担当する八尋剛規准教授(情報処理学科)は言う。

そこへ、自由ケ丘南小からTAの依頼があった。同小では1クラス35人前後の児童に対し、2、3人の教員がパソコンの使い方を一から教える。分からない児童がいればその都度指導しなければならず、授業が止まる。飽きてしまう児童も多く、サポート役を探していた。

学生たちは月1回程度同小に出向き、1クラス1時限ずつ計3時限を担当。3、4人の児童に学生1人がつき、電源の入れ方やアルファベット入力の方法などの基礎から教える。ワープロソフトを使って名前や小学校名の入った名刺作りにも挑戦するなど、「授業が倍以上の速さで進むようになった」と同小の教員からも好評だ。

TAとして参加した原渥あつしさん(情報処理学科)は「パソコンを触ったことのない小学生が相手なので、理解してもらえるように教えるのは難しかったキーボードの並びを一方的に教えるのではなくて、『Aはどこにあるかな?』と言って彼ら自身に探させたりと、興味を持ってもらえるように工夫している」と語る。八尋准教授は、「授業の様子はビデオに録画して、学生と一緒に振り返るようにしています。子どもたちとの接し方、低い目線で教えることの大切さなど、技術以上に学ぶことは多い。今後も続けていきたい」と語っている。

 
(写真)児童と同じ目線で優しく指導する