News:総合
2012年10月1日号
海外でのキャリア形成を考える
タイ・サービスホスピタリティ研修を初開催

東海大学海外派遣プログラムの一つとして今年度から新設されたタイ・サービスホスピタリティ研修を終え、24人の学生が9月18日に帰国した。これは、今年3月にタイのサイアム大学と東海大が取り交わした「学生交換に関する協定の附則文書」に基づいて企画・実施されたもの。学生たちはサイアム大での体験型授業やバンコク市内でのホテル研修など、多彩なプログラムに取り組んだ。

8月22日から9月18日の日程で実施されたタイ・サービスホスピタリティ研修は、ホテルや観光の現場実習を通じて、海外で働くには何が必要なのかを考えることを目的としている。事前提出されたエントリーシートや面談で選ばれた参加学生24人は、観光学部や教養学部、政治経済学部、文学部などの2、3年生が中心。「ホテル業界に興味がある」「将来は海外で働きたい」「タイが好き」など参加理由もさまざまだ。
 

約4週間の研修のうち、前半はバンコク市郊外にあるサイアム大学へ。同大は10学部を擁する私立大学で、教養学部にはホテル観光学科と英語ビジネスコミュニケーション学科、日本語コミュニケーション学科がある。ここで学生たちは料理や伝統音楽といったタイの歴史や文化のほか、フラワーデコレーションやバンケットなどのサービスホスピタリティ関係の授業を英語で受講。同大で日本語を学ぶ学生と交流も図った。研修後半にはタイプの異なる6軒のホテルに宿泊し、その特徴やサービススタイルなどを学んだ。
 
このほか同窓会タイ支部の協力を得て、タイの日系企業などで働く卒業生によるキャリア形成講義や工場・港湾見学も実施。研修の受け付けや引率を担当したキャリア支援センターの染谷宏次長は、「積極的に質問するなど、学生たちの真剣に学ぶ姿が印象的でした。今回の経験を生かし、来年度以降も研修内容をさらに充実させていきたい」と語っている。

◆参加学生のコメント
村山南さん(体育学部2年)

海外で働くことは、自分にとっては夢のような遠い存在だと思っていました。でもこの研修に参加し、タイで活躍する卒業生の話を直接聞くことで、より身近に感じられるようになりました。大学での学びに力を入れつつ、アメリカやヨーロッパへも積極的に行って、もっと視野を広げたいと思っています。
 

(写真上)ホテル研修では現場の声を直接聞いて「おもてなしの心」を学んだ
(写真下)スタッフの案内で客室も見学