News:研究
2012年10月1日号
ベトナムの原子力人材育成に協力
企業と連携し教育プログラムを展開

東海大学が国内の企業などと協力して実施する「ベトナム原子力プロジェクト人材育成計画」の開講式が、9月14日に湘南校舎15号館で開催された。開講式にはプログラムの1期生となる研修生15人と、協力企業や政府関係者ら50人が出席した。

このプロジェクトは、東海大学が日本政府からの依頼を受けて行うもの。日本とベトナムの両政府は今年1月に日越原子力協定を締結。ベトナムで2年後に運用が始まる予定の原子力発電所建設や、人材育成に協力することが決まっている。

工学部原子力工学科を擁する東海大は、2008年度から今年度まで、アジア諸国で原子力にかかわる高度な専門家を育成する「アジア人財資金構想プログラム」を展開。5年間にわたるこれまでの実績が評価された。今回派遣されたのは、原子力発電所の運用を担うことが期待されているベトナム電力公社の社員15人。今後は、14年9月までの2年間で東海大が企業などと共同で開発したプログラムを受講。東海大の教員や企業から派遣される講師による講義や実習を通して、日本語と原子力の専門知識を習得するほか、原子力発電所などでの研修も行い、実践的なスキルの習得を目指す。
 
14日の開講式では、研修生全員が日本語で抱負を語った後、山田清志副学長が「皆さんが充実した研修を積んでくれることを期待しています」と激励した。研修団団長のグエン・ヴァン・ムァさんは「このプログラムに参加できることを誇りに思います。高度な技術をしっかり身につけ、将来は電力の安定供給を通して母国の発展に寄与したい」と抱負を語っていた。
 
(写真)山田副学長からの激励を受け、研修生たちは学びへの意欲を新たにしていた