News:ひと
2012年10月1日号
パワーリフティングの世界大会に出場
現役最後の大舞台で日本記録を目指す
飯村貴弘さん(開発工学部4年)

今年6月に開催された男子全日本パワーリフティング選手権大会の59キロ級で優勝した飯村貴弘さん。10月29日から11月4日まで、プエルトリコで開催される世界パワーリフティング選手権大会に日本代表として出場する。パワーリフティングは、ウエイトリフティグのうち高重量を扱う3種目(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)で挙げた総重量を競う。「筋肉一つの動かし方やバーベルの持ち方など、ちょっとした工夫や練習の積み重ねが結果につながる。自分で立てた目標に向かって、一つずつ成果を積み上げていくところに魅力を感じる」と語る。
 
高校入学直後に、知り合いから競技の存在を聞き、体験会に参加したところからとりこになった。高校時代は独自の方法で練習をしていたが、大学進学後は沼津市内で活動している団体「T―REX沼津」の練習に参加。全国各地の指導者に教えを請い、練習法の研究を重ねてきた。4年間の努力が実り、今年8月の世界ジュニア・パワーリフティング選手権大会では3種目合計で582・5キロを挙げて4位に入賞。世界選手権ではジュニアの日本記録597・5キロの更新と入賞を目指す。「実力が発揮できれば不可能な数字ではない。ベストを尽くせるよう、しっかり調整していきたい」
 
一方で、今大会で現役を引退することも決めている。「大学生活では、競技はもちろん、遊びも勉強もすべての時間を大切にして全力でやってきた。将来は学生生活で培ったコミュニケーション能力や経験を生かし、スポーツと健康を結びつける新しい事業を興したいと考えています」
 

(写真)バーベルを持ち上げる一瞬が勝負を決める(6月の全日本パワーリフティング選手権大会