News:付属諸学校
2012年11月1日号
【翔洋高】特産品を使ったコンビニスイーツを考案
“ずーおかティラミス”めしあがれ

付属翔洋高校(静岡市)の生徒が考案した「ずーおかティラミス」が、コンビニチェーン・サークルKサンクス主催の「第1回静岡県高校生スイーツコンテスト」でグランプリを獲得。10月29日まで東海4県の約2000店で販売された。

「私たちが考案したずーおかティラミス、ぜひ食べてみてください!」。翔洋高2年の小澤英里子さん、杉山真梨さん、鈴木美晴さんは、販売初日の10月9日、同校近くのサークルK清水折戸店で試食販売を行った。サークルKサンクスが2009年に静岡県と締結した包括提携に基づき、県産品の情報発信などを目的に実施した今回のコンテスト。県内16校から約80点の応募があり、書類審査を通過した6点で8月1日に調理とプレゼンテーションを実施。上位2点が期間限定で商品化された。
 
翔洋高では、総合学習の授業で家庭科を選択している生徒たちが商品作りに挑戦し、7点を応募した。募集規定は“県産の農産物を使うこと”。「静岡の特産といえばお茶とみかん。身近で、高級感があることからティラミスに決めました」と小澤さんは振り返る。インターネットで作り方を調べ、授業の中で試作品作りにも取り組んだ。翔洋高では唯一の書類審査通過となったが、「ここからが大変でした」と3人は口をそろえる。杉山さんは、「試作品の段階では匂いも味もチーズが強くて、ひと口食べて“もういいや”と思うほど。クリームチーズをマスカルポーネチーズに変えたり、材料の量を調整したり。夏休み中も集まって試行錯誤を繰り返しました」と語った。

商品化へ試行錯誤 販促に放送部も協力
グランプリ獲得後は、販売を目指してサークルKサンクスの担当者とやりとりを重ねた。授業を担当した牧野奈央教諭は、「生徒の案のままだと1個400円近くなると言われました。どうすれば価格が下がるのか、また、パッケージやポスターはどうするかなど、一つひとつ生徒に考える機会を与えてもらい、いい勉強になったと思う」と話す。抹茶チーズムースと、みかんシロップ入りのスポンジ、抹茶クリームソースを重ね、1個200円で店頭に並んだ商品を前に、鈴木さんは、「抹茶の苦みとみかんの酸味が合わさり、大人から子どもまで食べてもらえる商品になった。イメージどおりです」と笑った。

店頭販売に先立ち、サークルKサンクスの各店舗に配られた1分間の販売促進用映像は、放送部の生徒が担当した。「試作品を皆で食べて、どうやったらよさが伝わるかを話し合いました。マイナスイメージにならないように、言葉選びには気を使った」と神谷有咲(ゆうさ)さんと山田亜依さん(ともに2年)。サークルKサンクスの担当者からも、「完成度が高い」と太鼓判を押された映像で、販売促進にひと役買った。

[放送部]Ustream「SHOYO TV」公開中

放送部が配信しているUstreamの番組「SHOYO TV」。10月19日に公開された第3弾では、今回の販促用映像や販売初日の様子なども紹介している(写真は販売初日の取材の様子)。http://www.ustream.tv/channel/shoyotv

 
(写真)清水折戸店で試食販売を行った考案者の鈴木さん(左)、杉山さん(中央)、小澤さん。「商品名は“静岡”をもじり、かわいさを出すために平仮名で“ずーおか”にしました」