News:総合
2012年12月1日号
海洋学部が開設50周年
節目の年に発展を誓う
海洋分野の未来を拓く


海洋分野を総合的に研究し、学際的な知識をもって活躍できる人材を育成する日本唯一の「海洋学部」が、開設50周年の節目を迎えた。11月23日に記念式典と講演会を清水校舎で開催。学園関係者や学生、卒業生約450人が出席し、さらなる発展に向けた門出を祝った。


海洋学部は1962年に開設された。「当時、世界的に海洋に対する関心が高まっていたが、日本の教育研究体制の整備は遅れていた。こうした状況を打開し、幅広い分野の研究と人材育成を目指して開設された」と加藤登学部長は話す。以来50年、時代に即した教育研究体制の整備を進め、約3万人の卒業生を輩出。11年度には、海洋フロンティア教育センターを設け、国際物流やマリンスポーツを学べるコースも整った。

式典では松前達郎総長が、「地球と人類が抱える諸問題に、学際的に専門知識や技術を活用できる人材が求められています。今後も、海洋のあらゆる専門分野に有為な人材を送り出してまいります」とあいさつ。学生代表として、折戸学生会の中田宗一郎会長(海洋学部3年)が、「これからも先生方と学生の協力で学部を発展させていくことを誓います」と決意を語った。

式典後には、卒業生で海の中道海洋生態科学館の高田浩二館長による記念講演会も実施。高田館長はこれまで取り組んできた子ども向けの教育活動などを紹介し、「自然環境や海洋への知識を広めるうえで、大学や社会教育施設は重要な役割を担っている」と語った。加藤学部長は、「これまでの伝統を引き継ぎつつ、地域の抱える課題にリーダーシップをとって取り組む人材の育成や、地域の発展に寄与できる研究の振興に努めていきたい」と話している。

静岡県と協定締結 産官学の連携を促進

11月23日には清水マリンビル(静岡市)で、静岡県と東海大学による「研究分野での連携協定」の締結式も行われた=写真。締結式には、川勝平太静岡県知事や睫酘麩些慊垢藉愀玄圓出席。川勝知事と睫邀慊垢協定書に調印した。県内にある海洋や水産業に関する分野で連携することで、水産資源や自然環境の持続的な利用を図り、地域の産業の発展につなげることなどが目的。今後は静岡県産業振興財団や県の試験研究機関と組織的に交流し、研究や人材育成の活性化につなげる。睫邀慊垢蓮崑膤悗斑楼茲共に力をつける『協創』の関係を築いていきたい」と話している。

 
(写真上)記念式典には約450人が出席し、学部のさらなる発展に向けた門出を祝った