News:学園
2012年12月1日号
子宮頸がん予防啓発プロジェクト
発足3年間の活動を中間報告 

11月14日に東京・霞が関の東海大学校友会館で、﹁東海大学子宮頸がん予防啓発プロジェクト﹂の中間報告会が開かれた。発足3年間の活動を報告するとともに、今後の展望を語り合うことを目的としたもの。付属高校・中等部の校長や養護教諭など約40人が出席した。


学校法人東海大学では、国内の教育機関としては初となる同プロジェクトを2009年度に発足。付属高校・中等部向けの啓発用CDの制作・配布やアンケートの実施、湘南校舎でのワクチン接種などの予防啓発活動に取り組んできた。プロジェクトの実施から3年が過ぎたのを機に開かれた中間報告会では、健康推進本部の灰田宗孝本部長(医療技術短期大学学長)が、活動背景や啓発用CDの内容を紹介。その後、医学部の村松俊成准教授が登壇し、学園の中等部生、高校生、大学生に実施したアンケートの結果を披露した。
 
村松准教授は、予防啓発授業の終了後に「関心を持った」という回答が8割以上になったことなどを踏まえ、「付属高で実施している啓発教育は、生徒の知識向上に役立っている。今後は検診受診やワクチン接種の必要性に関する啓発に、さらに積極的に取り組む必要がある」と訴えた。その後、湘南健康推進室の岩瀬淳室長(健康推進センター次長)が、湘南健康推進室でのワクチン接種の実績を報告。最後に医学部の三上幹男教授が、「子宮頸がんを取り巻く現状と課題」をテーマに講演した。
 
司会を務めた灰田本部長は、「ワクチンの接種率を上げて子宮頸がんを撲滅することが、本プロジェクトの最終目標です。これまで続けてきた高校生らへの啓発教育をさらに充実させるなど、活動を広げていきたい」と抱負を述べている。

 
(写真)参加者から「ワクチン接種をすれば、子宮頸がんを必ず防ぐことができるのか」などの質問が次々と投げかけられた