News:学生
2012年12月1日号
【湘南】建学祭復興支援プロジェクト
「被災地の今」を伝える
被災者と協力して模擬店や講演会


被災地の現状を伝え、継続した支援につなげたい――。体育学部の学生有志による「建学祭復興支援プロジェクト」が11月1日から3日まで開催された湘南校舎建学祭で、東日本大震災による被災地の物産を販売する模擬店や写真ギャラリーを出店。3日には講演会「被災地の和〜伝えたいこと〜」も開催した。


同プロジェクトのメンバーは、スポーツの指導やイベントの運営を学ぶ体育学部の1年生から大学院生までの27人。誕生のきっかけは、代表の伊藤美咲さん(3年)が2月に同学部の吉原さちえ講師のゼミで実施した宮城県七ヶ浜町での松林清掃ボランティアに参加したことだった。「何も変わっていない被災地を見て、継続的な支援活動を起こそうとメンバーを募りました」と語る。

学生たちはまず民間のボランティア団体を通じて被災地支援に参加。その過程で岩手県大槌町を拠点に、がれきでキーホルダーを作り被災者を支援している「和 RING-PROJECT」を知り、何度も現地を訪れ、ともに活動してきた。「活動を続ける中で、被災地の現状や私たちの活動を多くの人にアピールする必要があると感じました」と伊藤さん。メンバーで話し合い、建学祭で東北の物産を扱う模擬店や被災者による講演会開催を決定。近隣の商店街からも寄付を募った。

被災地の若者とも交流、つながりが形になった

建学祭期間中は、「和RING-PROJECT」に参加している被災地の若者たちがキーホルダーを販売。釜石市在住の土橋詩歩さんは、「東海大生との間に震災前にはなかった交流が生まれた」と話す。メンバーは福島県産の野菜を使ったバーニャカウダ、東北産の枝豆で作ったドーナツなども販売し、多くの来場者でにぎわった。また、被災地の写真を展示するギャラリーでは、メンバーが来場者に現地の様子を熱心に説明。3日の講演会では、メンバーによる被災者インタビューも紹介され、大槌町の消防団員が被災体験や日ごろの備えの大切さについて講演し、近隣住民らが熱心に耳を傾けた。
 
伊藤さんは、「多くの人の協力で形になった。今後はメンバーの専門を生かし、子どもにスポーツの楽しさを伝える活動などで被災地とつながり続けたい」と話している。

 
(写真上)学生と被災地の若者が協力した模擬店も大盛況
(写真下)講演会では被災地からの中継(映像)も紹介