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2013年3月1日号
第44回海外研修航海 大自然と向き合う41日間
南太平洋の島々を訪問、「あたらしい自分」へ出港



学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174トン)で、南太平洋の島々を巡る「第44回海外研修航海」の出港式が2月16日、静岡市清水区の清水マリンビルで行われた。今回の研修団は、東海大学と各短期大学(部)から参加した研修学生98人と団役員14人、乗組員26人、海洋学部航海学科航海専攻練習学生17人、総勢155人。一行は、学園関係者や保護者に見送られ、3月28日までの41日間の船旅をスタートした。

海外研修航海は、1968年に始まった学校法人東海大学の特色ある教育プログラムの一つ。諸外国の文化に触れることで国際的な視野を広げるとともに、船内での共同生活を通じ協調性を育むことを目的としている。今回の航海では、コロール(パラオ共和国)、ラバウル(パプアニューギニア独立国)、ヌメア(フランス領ニューカレドニア)、コスラエ(ミクロネシア連邦)の4つの島々を訪ね清水港へ帰港する。航海中の船内では、外国語講座や救命救急法講習のほか赤道祭、洋上卒業式など多彩なイベントが準備されている。

期待を胸に大海原へ出発

晴天に恵まれた出港式には、松前達郎総長はじめ学園関係者、保護者らが多数出席した。松前総長はあいさつで、「情報化社会と距離をとって自然の中に身を置き、自らを見つめすよい機会。規則正しい洋上生活を通じて思いやりの気持ちを育み、たくましくなって帰ってくることを期待します」と激励した。続いて、研修団の大塚滋団長(法学部教授)、望星丸の河内尚船長、佐々木慶介学生長(体育学部3年)が航海の安全と成長を誓い、団旗の授与も行われた。

出発を前にした学生からは、「友達をたくさんつくって帰ってきます」「船から見える景色が楽しみ」といった声が聞かれた。清水港に移動した一行は、松前総長と握手を交わして望星丸に乗船。色とりどりのテープと大歓声に送られ、清水港から大海原へと旅立った。航海の様子は、ホームページhttp://ship.pr.tokai.ac.jp/44/や、フェイスブックhttps://www.facebook.com/osec.tokaiで公開中。

◆大塚団長の話 
今回の研修テーマ「あたらしい自分へ、これからの世界へ」には、航海の経験からグローバルな考え方を身につけ、新たな自分へと成長しようという思いが込められています。洋上での生活やイベントを通して互いの絆を深めることで、生涯の仲間を得てもらいたい。力を合わせて、最高の航海をつくりあげていきたいですね。

団員の一体感高め満足できる航海に
佐々木慶介学生長(体育学部3年)
以前、研修航海に参加した友人から、その魅力を聞いて参加しました。人と話すことが好きなので、コミュニケーションをとる機会が豊富にある洋上での集団生活がとても楽しみです。事前研修で率先して企画に取り組んだことが、学生長に選ばれた理由だと思います。大役を任せてもらえたことについては、うれしい気持ちがある一方、プレッシャーも感じています。仲間の意見をよく聞き、じっくり話し合うことで少しずつ研修団の一体感を高めていきたい。遊びやイベントに全力を尽くして、全員が満足できる充実した航海を目指します。

 
(写真上から)
▽色とりどりのテープと大歓声に送られて清水港を出港
▽航海での成長を誓う佐々木
▽松前総長と固い握手を交わして乗船