News:学生
2013年3月1日号
入院中の子どもに手づくり絵本
病院ボランティアプロジェクトが制作

チャレンジセンター「病院ボランティアプロジェクト」が、入院中の子どものための絵本『できるもん!!〜おくすりマンとこびとさんのおはなし♪〜』を制作。2月15日に、医学部付属病院で贈呈式が行われた。

この絵本は、同プロジェクトの小出桃子さん(工学部2年)、高橋光さん(同)、大萩亜美さん(同)の3人が中心となって制作したもの。入院中の子どもが苦手とする薬の服用、手洗い、歯磨きの3つがテーマとなっている。「ボランティアで付属病院の小児病棟を訪れるたび、薬を嫌がったり怖がったりする姿を間近で見てきました。そんな子どもの役に立ちたいと思い、絵本作りを始めました」と学生たち。昨年4月に病院側に企画書を提出した後、病棟スタッフらに取材を重ね、ストーリーやイラストを作り上げていった。

完成した絵本はA4判カラー・全40ページ。読み聞かせをする際に便利なように、主人公の名前の部分が空白になっている狎こΔ任燭整譴弔粒本〞だ。同病院で使用している黄色の注射器をモチーフにした「おくすりマン」が登場するなど、現場の意見が随所に生かされている。

絵本制作のリーダーを務めた小出さんは、「初めての経験だったので、何から取り組めばいいのかわからずに大変でした。今後は読み聞かせの練習を重ねて、子どもたちの前で絵本を披露したい」と語っている。

「東海学級」で理科実験イベント
病院ボランティアプロジェクトでは絵本贈呈式の当日(15日)、付属病院内にある特別支援学級「東海学級」に通う小中学生を対象に理科実験イベントも実施。リーダーの石川愛理さん(工学部1年)は、「長期入院中の子どもにも実験の面白さを知ってもらいたかった」と語る。実施にあたっては、チャレンジセンター「サイエンスコミュニケーター」も協力。参加した10人の小中学生は、スポイトを使ってイクラのような球状のゼリーを作る実験に挑んだ。

 
(写真上)贈呈式で絵本を披露する学生たち。制作に協力した6B病棟の大村里枝看護師長=写真左端=は、「看護の現場で役立つものを、学生さんたちに作ってもらえてうれしい」と笑顔で話していた
(写真下)制作した絵本