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付属諸学校

2013/03/01

松前重義賞付属各校の個人・団体が受賞

文化やスポーツの輝かしい実績をたたえる

学校法人東海大学の2012年度松前重義賞が発表され、1月16日に東京・霞が関の東海大学校友会館で表彰式が行われた(本紙2月号に既報)。文化やスポーツなどで顕著な成績を残した学生、生徒、児童、園児、教職員および卒業生を表彰する同賞に、今年も付属諸学校から多くの団体・個人が選ばれた。輝かしい成績を残した生徒たちを紹介する。

【文化部門】最優秀賞に高輪台高&第四高
吹奏楽部が団体部門を独占

文化部門団体の部では、昨年11月の全日本吹奏楽コンクール高校の部で金賞に輝いた、付属高輪台高校(港区)と付属第四高校(札幌市)の吹奏楽部が最優秀賞を受賞。4年連続最優秀賞の高輪台高・村木凌部長(2年)は、「先輩たちが積み重ねてきた成果に高い評価をいただき、大変誇りに思います。コンクールは3年連続で出場したため来年度は出られませんが、その分マーチングの全国大会を目指して頑張ります」と語る。

顧問の畠田貴生教諭は、「今回の受賞は生徒の頑張りはもちろん、保護者をはじめとした多くの方々のご支援があってこそ。聞く人に喜んでもらうという音楽の本質を見つめ直しつつ、音楽と向き合う一年にできれば」と期待を寄せた。

一方、3年ぶりの受賞となった第四高。3年生が引退して新体制となったが、「今年度のメンバーが多く残るので、チームとしての基盤はできている。楽器の吹き方など基礎を固め直し、一つひとつ積み上げて完成度を高めていきたい」と大頭巧部長(2年)は話す。来年度のコンクールに向けて、「順位にこだわりつつ、聞いてくださる方に感動してもらえるような演奏を目指します」と意気込んだ。

また、優秀賞には全日本アンサンブルコンテスト金賞の菅生高校(あきるの市)が、奨励賞には関西吹奏楽コンクール小編成の部金賞の付属仰星高校中等部(枚方市)が選ばれ、団体の部は各校の吹奏楽部が独占した。

(写真)コンクールで8回目の金賞を受賞し、笑顔を見せる高輪台高吹奏楽部の部員たち
 
【スポーツ部門】高校3冠の浦安高柔道部
団体、個人で最優秀賞に



スポーツ部門団体の部では、高校柔道の全国大会で史上4校目となる3冠を達成した付属浦安高校柔道部が最優秀賞に輝いた。新主将のウルフ・アロン選手(2年)は、「昨年までは先輩についていくだけでしたが、今年は自分が引っ張る立場。この仲間ともう一度3冠を成し遂げたい」と話す。また、全国中学生選手権大会で2年ぶり4度目の優勝を果たした菅生中テニスクラブも最優秀賞に。杉山和誠主将(3年)は、「全国制覇ができたのは、たくさんの人の応援とサポートのおかげ。卒業後はインターハイを目指して、心身ともにさらに成長したい」と今後の活躍を誓った。

個人では、浦安高柔道部の4選手を含む17人が最優秀賞を受賞。付属仰星高校ラグビー部(枚方市)からは、大阪選抜の国民体育大会優勝に貢献した5選手が選ばれた。東森友宏主将(3年)は、「過去5年、福岡が優勝していたので、〝打倒・福岡〞を合言葉に戦った。選抜チームなので、普段使っているサインやかけ声、作戦もすべて違う。意思疎通の大切さを学んだ」と振り返る。日本代表としてアジアジュニア女子選手権大会3位に入った付属相模高校女子バレーボール部の山上有紀選手(同)は、全8試合にスタメン出場し、ベストセッター賞に輝いた。東海大学への進学が決まっており、「早くチームに溶け込んで、インカレで優勝したい」と先を見据えていた。

【その他の最優秀選手賞】
▽浦安高柔道部・ベイカー茉秋(3年)=全国高校総合体育大会(インターハイ)90㌔級優勝▽同部・ウルフ・アロン、石神大志(3年)、鎌田嵩平(同)=国体少年男子(団体)優勝▽浦安高カート・山下健太(2年)=2012CIK-FIA World Karting Championship KF1第1戦Race2 5位▽相模高柔道部・小原拳哉(3年)=インターハイ81㌔級優勝▽付属翔洋高校卓球部・土井康太郎(2年)=全国障害者スポーツ大会「ぎふ清流大会」シングルス優勝▽翔洋高空手道部・鈴木美晴(同)=和道会全国大会(形競技)優勝▽仰星高ラグビー部・須田悠介、近藤雅喜、湯本睦、宮本祐樹(すべて3年)=国体少年男子優勝▽仰星高陸上競技部・川村直也(1年)=国体少年男子B110㍍ハードル優勝▽相模高中等部柔道部・山本達彦(3年)=全国中学校大会男子個人55㌔級優勝▽第四高中等部スキー部・相原太郎(1年)=2012全日本ジュニア選手権大会チルドレンI(K1男子)優勝 ※敬称略

 
(写真上から)
▽高校3冠の立役者となったベイカー選手(左写真)とウルフ選手。竹内徹監督(浦安高教諭)は、「やんちゃな子ばかりですが、毎日の練習を通して絆ができた。彼らと私のフィーリングがうまく合った結果」と3冠を振り返った(写真=インターハイ)
▽「日本代表としてコートに立てただけでなく、セッター賞にも選ばれるなんて信じられなかった」と山上選手

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