Column:Interview
2013年3月1日号
感謝を胸に “まず1勝”
読売ジャイアンツ 菅野 智之 選手

ペナントレース開幕を間近に控えるプロ野球。読売ジャイアンツ(巨人)の菅野智之選手(体育学部4年)も、先発ローテーション入りへ猛アピールを続けている。1年間の浪人を経て、プロへの扉を開いた菅野選手に迫った。

2011年11月21日、菅野選手は北海道日本ハムファイターズからの指名を断り、大学に籍を置いて浪人することを決めた。あれから1年半。実戦不足を不安視する声を払拭するように、巨人の背番号19は堂々たる投球を披露している。

菅野選手はこの1年を、「周りの支えがあったからこそいい経験になったと振り返れる」と語る。対外試合には登板できなかったが、長年バッテリーを組む伏見寅威選手(体育学部4年)がブルペンで球を受け、寮生活を送りながら後輩と食事に出かけて息抜きした。「本当ならあるはずのない1年。できることはしたかった」と、打撃練習にも積極的に登板。後輩たちは、「菅野さんの球に比べたら、どんな相手でも打てる」と自信を持って公式戦に臨んだ。

東海大の試合はすべて足を運び、石黒隼コーチ(当時)と野球談議を重ねながら見守った。「スタンドで見ていると緊張する。自分で投げているほうがよっぽど楽(笑)」と話しながらも、フォームの乱れや気持ちの変化を敏感に察知し、細かなアドバイスを送った。

磨き抜いた投手力
1年春からマウンドに上がってきた菅野選手が「分岐点」と話すのが、2年秋の首都リーグ開幕戦だ。帝京大に対し8回11安打4失点で敗戦。「その年の夏に大学日本代表に選ばれて、ある程度自信になった部分もあった。今思えば天狗になっていたんだと思う。鼻をへし折られました」

そこからリーグ戦では4年春まで18連勝。「僕の中では強気な攻めイコール直球で、変化球は逃げという感覚が強かった。1年生のころは全力で投げることしか知らなかったし、勝負どころで直球が多くなって打たれたり、何度も失敗しました。鼻息荒く向かってくる打者にカーブを投げられるようになったのは、大学での経験のおかげ」1年目の目標は爐泙1勝〞。あえて新人王とは言わなかった。東海大での5年間を糧に、巨人のエースへひた走る。

 
すがの・ともゆき 神奈川県出身。185臓88繊1ε蠅憶β任繊首都リーグ通算53試合で24完投、防御率0.57。(写真はドラフト会議後に原辰徳監督=写真左=と)

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