News:ひと
2013年4月1日号
女性パイロットとして大空で働く夢を実現
【卒業生訪問!】平田 有さん(工学部2011年度卒)

航空機から見た風景が、私の最も古い記憶です。次々に移り変わる空からの眺めは、言葉にならないほどきれいだった。いつか自分が誰かを乗せて飛びたい―そう思い続けてきました」

ソラシドエア(スカイネットアジア航空)初の女性パイロットとなった平田有さん。操縦士を志したきっかけは、4歳のときの海外旅行だった。夢を追い、日本の大学で初めてプロパイロット養成コースを設置した東海大学に進学。工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻で、航空機の操縦に必要な航空従事者技能証明を取得した。「フライトで重要なのはチームワーク。授業後に、ミーティングの機会をつくって仲間と課題を話し合うなど、協力して能力を高めることを常に心がけました」

同専攻では2年生から約15カ月間、アメリカのノースダコタ大学に留学して飛行訓練に取り組む。そのため1年時は、専門用語を交えた英語を集中的に学習し、管制官との交信をシミュレーションした。「アメリカで初めて単独飛行したときは、体が浮き上がる独特の感覚に胸が躍りました。あの瞬間は、生涯忘れません」

卒業後、約120人の操縦士が在籍するソラシドエアに就職し、オーストラリアで実機訓練。ボーイング737‐400型機の操縦免許を得て、2月10日から副操縦士として乗務を開始した。女性パイロットは全国で約30人、うち6人は東海大出身だ。「先輩が築いた信頼を裏切らないよう、仲間や家族、先生への感謝を胸に、機長を目指して力を尽くします」

 
(写真)2月中旬には湘南校舎の恩師を訪ね、夢の実現を報告した