News:総合
2013年6月1日号
秦野市との交流が30周年 教育やスポーツでさらなる連携
大規模災害に備える新たな協定も締結

神奈川県秦野市と東海大学の連携事業が2013年度で30周年を迎え、記念の座談会が5月10日に湘南校舎で開催された。秦野市の古谷義幸市長と東海大の睫酘麩些慊垢里曚関係者が出席し、教育やスポーツ、まちづくりなど幅広い分野で展開されてきた連携の歩みや未来像について議論した。また、地震などの大規模災害に備える新たな協定も締結された。


東海大学は1983年1月に、行政機関との初の連携協定として「連携事業に関する申し合わせ」を秦野市と調印した。以来東海大学からは、秦野市が設置する各審議会への専門委員派遣や、市内小中学校の部活動への指導者派遣などを実施。また、秦野市の行政機関におけるインターンシップや教育実習の受け入れ、部活動による市内公共施設の優先利用など、多岐にわたって協力関係を築いてきた。

座談会では、古谷市長と睫邀慊垢これまでの連携事業に触れつつ、意見を交換。睫邀慊垢蓮2011年3月の東日本大震災発生後に市内の水道水や学校給食の放射線量調査に協力した事例や、秦野市文化会館を拠点に活動している吹奏楽部が昨年「全国吹奏楽コンクール」で金賞を受賞したことなどを紹介。「大学の使命の一つは地域貢献にあります。今後も密度の高い連携を発展させていきたい」と語った。

その後両機関の関係者が、小田急線東海大学前駅周辺などで市民と学生が協力したまちづくりの現状や成果について議論。30周年記念事業として予定されている、子ども向けのスポーツ教室や東海大学前駅から湘南校舎までの環境整備計画について語り合った。

救援活動にかかわる人材育成でも協力

当日は、「大規模災害における東海大学生による救援活動の実施に関する協定」も締結された。大規模災害の際に、学生が近隣住民の避難誘導や避難所の運営といった救援活動にかかわれるようにすることが目的。秦野市と東海大では、今年2月に学生向けに消防署員らの指導で「災害救援ボランティア講習会」を実施している。今後は同様の講習会などを通して、災害時に備えた人材の育成などに取り組んでいく。

 
(写真上)座談会では活発に意見を交換。古谷市長(左)は「市と大学がともに発展していける関係を今後も築いていきたい」と語った
(写真下)大規模災害に備える協定の締結を結ぶ