News:教育
2013年6月1日号
2012年度の就職状況まとまる
就職率2年ぶりに好転

今春卒業した大学生の就職率が前年同時期に比べ0.3ポイント増えて93.9%となり、2年続けて数値が改善したと発表された(4月1日現在。文部科学省、厚生労働省調査)。キャリア支援センターのまとめによると、2012年度の東海大生の就職率は93.7%。わずかに全国値を下回ったものの、11年度を2.6ポイント上回る結果となった。


「企業に景気の回復感が出てきたことに加え、学生たちが大企業志向ではなく自ら業界研究をして進路を選択するなど、粘り強く健闘した」と、キャリア支援センターの戸谷毅史所長(教養学部教授)はこの結果を評価する。

東海大生の就職先の上位ランキングは、警察・消防関係などの公務員やJR各社など。安定志向が変わらず見られるものの、50位から100位には中小から大規模、業種も多様な企業が並んでいることも特徴だ。「総合大学である東海大学の性格を反映した結果だと思います。このように、卒業生はあらゆる規模・業種の企業で活躍しています。在学生もメディアの情報に振り回されず、早めの企業研究で自分に合った目標を設定してほしい」と、同センターの染谷宏次長はアドバイスする。

就職活動の解禁が大学3年の3月に
景気の上昇が感じられる一方で、安倍晋三首相が大学生の就職活動の解禁時期を「大学3年生の3月」とするよう経済団体に要請。現在の大学2年生(15年度卒業)から、企業の採用活動がさらに遅れて開始される見込みとなった。就職活動の長期化を防ぎ、学生が学業に専念する時間を増やすことが狙いだ。「それでも、基本的にやるべきことは変わらない」と染谷次長は釘を刺す。

「実質的な採用活動が短縮され、大手、中堅、中小と順に流れていたのが短期集中することも予想されます。解禁と同時に希望企業にエントリーできるよう、それまでに何をすべきか計画を立てるなど、早めの準備がますます重要になります」

就職関連講座で貪欲に情報収集を
同センターでは、今年度も早期から多彩な就職支援活動を展開している。湘南校舎では6月6、7日に3年生と修士1年生を対象に「就職活動スタートアップガイダンス」を実施予定。14年度就職戦線の予想や大学の支援体制、今後のスケジュールなどを説明する。また、各校舎でもガイダンスなどを順次開催する。詳細は、各校舎キャリア支援課窓口へ問い合わせを。

「企業の厳選採用は今後も続く。大切なのは、採用スケジュールや求められる人材像など、しっかり情報収集すること」と戸谷所長。「そのためにはインターネットの情報だけではなく、学内のキャリア支援行事や合同企業説明会など、企業の担当者と会える機会を貪欲に活用してください」と呼びかけている。

 
(写真)キャリア支援センターでは4年生と大学院生の支援活動も継続中。5月27日には湘南校舎で、4年生と大学院生を対象にした学内合同企業説明会が開かれた