News:ひと
2013年6月1日号
ラジオ番組で母国の環境問題を訴える
ジョルダヤコヴァ・サウレさん
(カザフスタン出身 教養学部人間環境学科3年)

「深刻なカザフスタンの環境問題を、多くの人に知ってほしい」

5月13日に放送された平塚市のコミュニティーFM・湘南ナパサの情報番組『ナパサ☆タイムスmorning』に出演し、母国について語ったジョルダヤコヴァ・サウレさん。昨年度履修した教養学部の選択科目「環境カウンセラー講座」で、日本人学生2人と作成した資料をもとに訴えた。「カザフは本来、自然と資源に恵まれた国。けれど旧ソビエト連邦時代の核実験による放射能汚染や水質汚濁など、さまざまな問題を抱えています」

実家は銅の精製工場を経営し、工場の煙を毎日見ながら成長した。平原や郊外に平気で放置されているゴミも目に焼きついていた。「国内には環境分野の専門家が少ない。環境先進国といわれる日本で学ぼうと決意しました」 

来日は4年前。1年間日本語学校に通った後、教養学部に入学した。日本に来て最も感動したのはゴミの分別ルール。「カザフで取り入れられれば状況が改善するに違いない」と心が躍った。また、公害問題や大気汚染などの苦い経験の上に日本の環境に配慮した取り組みがあると知り、「厳しい状況でも再生できる」と意欲がわいたという。

ゼミではエネルギーと環境問題について学び、2011年に石川県能登町と湘南校舎で行われた「北東アジア学生フォーラム」など、環境に関する企画には学内外を問わず意欲的に参加している。夢は環境分野の専門家になること。「学ぶことは山ほどありますが、地球の未来のため、先進国と発展途上国が協力するよう力を尽くしたい。環境問題に国境はないと思うから」

 
(写真)「学生もどんどん発信しよう」と語るジョルダヤコヴァさん