News:教育
2013年7月1日号
「おもてなし」の心と技を育む
社会人に求められるマナーを学ぶ
熊本校舎で新しい講座を開講


いち早く社会に接して「おもてなし」の心とテクニックを身につけ、将来設計に役立てよう――。熊本校舎で4月17日から6月26日まで、ビジネスコミュニケーション力の育成を目的とした「おもてなし講座」が開かれた。今年度から同校舎に経営学部が新設されたことを受けて始まった、新しい講座の教室を訪ねた。

おもてなし講座は、社会のさまざまな場面で活用できる、身だしなみや表情、あいさつ、身のこなし方を学ぶことで、大人としてのマナーを身につけることを目的としている。熊本校舎の全学生が対象だ。「大学入学直後から社会との接点を持ち、個人の能力を上げることで、学生生活に生かしてもらいたい」と中嶋卓雄学長補佐(九州キャンパス担当)は話す。プログラムは全10回で、熊本市内の語学専門学校・ワシントン外語学院のエアライン科から講師を招いた。経営学部観光ビジネス学科の学生を中心に、「就職に生かしたい」と希望した1年生、約20人が受講している。

同学院チーフマネジャーの岩充希子さんは、「新幹線の開通もあり、九州各地の自治体や観光関連企業などで“おもてなし”の機運が高まっています。講座を通じて就職後も実践できる力をつけてもらえれば」と話す。講座を運営する熊本キャリア支援課の三宅隆二郎課長は、「専門家の話を聞くことで、学生たちにはキャリアの形成に向けた刺激にしてもらいたい」と期待を込める。

実践的な講義で学び普段から高い意識を
スーツに身を包み、両手は膝の上にそろえて背筋を伸ばした学生たち。「おしゃれと身だしなみの違いは公共性。相手のことを思ってどうふるまうかを考えましょう」と話しかけるのは同学院講師で、全日空の元客室乗務員(CA)である田中由香理さんだ。

6月19日に行われた講座のテーマは「身だしなみの仕方」。学生たちは真剣な表情で、ホテルや航空業界などで求められる服装やメークなどについての話に耳を傾けた。「限られた空間では、お客様とお会いして15 秒で第一印象が決まります。言葉づかいや服装など、普段から高い意識を持つことが大切です」と田中さんは話す。

「人と接する仕事につきたい。姿勢やおじぎの角度など丁寧に指導してもらえたので、忘れずに続けていきます」と受講生の一人、川上周作さん(経営学部1年)。米村奈月さん(同)は、「子どものころから航空業界に憧れています。CAとして活躍された先生の話を聞けて参考になりました」と目を輝かせていた。「今後は講座を充実させていくとともに、各学科のカリキュラムとして単位化も検討したい」と中嶋学長補佐は展望を語っている。

 
(写真)「CAの採用試験で重要なのは第一印象。その人がどのような意識で面接に臨んでいるかを見極められます」と田中さん(左端)。学生たちにCAとしての経験を話し、講義後も学生たちからは質問が相次いだ