News:ひと
2013年8月1日号
オリンピック発祥の地でスポーツの魅力を実感


国際青年セッションに参加
中林辰馬さん
(体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科3年)

「スポーツの価値を広めたいという思いが、オリンピックの精神に通じると感じた」という中林辰馬さん。国際オリンピック委員会の支援で、五輪の概念や開催意義などの普及を目的に活動する国際オリンピック・アカデミー(IOA)が、6月11日から25日まで開いた「国際青年セッション」に日本代表として参加した。
 
この催しは、各国を代表する20歳から35歳までの若者が五輪の発祥の地・ギリシャのオリンピアに集い、交流するもの。53回目となる今回は、五輪の開催により各国が整備したインフラや築いた遺産について学び合おうと、「オリンピック・レガシー」をテーマに、91カ国から200人以上が参加した。中林さんはゼミの大津克哉講師(体育学部)の指導のもと、約3カ月かけて日本で開催された3大会の歴史や小中学校で行われた活動などを調査した。
 

期間中は、五輪にまつわる建造物や博物館などを見学して歴史に触れた。さらに、著名な五輪研究者の講義やグループディスカッション、スポーツ大会を通じて五輪の理念などを学び、意見を交換。「国や民族をこえて通じ合う、スポーツの力や魅力を再認識した」
 
中林さんは3歳からサッカーを始め、川崎フロンターレのジュニアユースに所属。中学では海外遠征も経験した。「恵まれた環境の中で、人とのつながりや人間的な成長など、多くをサッカーから学んだ」と振り返る。「セッションに参加して、各国の思いや現状を知った。日本ではスポーツイコール競技という意識が強いが、それ以上の力や価値があるという気持ちが強くなった。ギリシャでの学びや体感したことを積極的に発信し、意識を変えていきたい」

 
(写真)月桂樹の葉を頭に、参加者たちと古代オリンピックへの思いを馳せる中林さん。大学ではチャレンジセンター「スポーツ社会貢献プロジェクト」のリーダーを務める