News:学生
2013年9月1日号
体育学部生が野球大会を運営
子どもたちの“夢への第一歩”を応援

「この大会を最後に引退して別の道に進む選手も、全国大会へ駒を進める選手もいる。一人ひとりの猝瓦悗梁莪貶〞を応援する大会にしたい」。「スポーツイベントマネジメント実習」を履修する体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科の2年生34人が、7月26日から28日まで湘南校舎で行われた「第8回SSK杯争奪東日本リトルリーグ野球選手権大会」を企画・運営した。

昨年、湘南校舎で開かれた「全国選抜リトルリーグ野球神奈川連盟大会」を同学科の学生が運営したことが評価され、今大会の主管を務めるNPO法人リトルリーグ神奈川連盟から依頼された。5月下旬に開かれた同連盟とのキックオフミーティングで実施体制案などを提示された学生たちは、統括、記録、イベント、広報、設営の5班に分かれて本格的な準備を開始。近隣飲食店への広告営業やパンフレットの制作、スコアボード作りのほか、学内での大会ポスターの撮影など、準備は多岐にわたった。

裏方に徹した3日間、学生の思いを形に
「何をするにも資料を作ったり、打ち合わせをしたり……運営の大変さを痛感しました」と統括メンバーの石原夢花さん。指導した伊藤栄治准教授は、「学生にとって大人と接することが何よりの経験。失敗して学ぶことが大切です。連盟の方々をはじめ、学生を信じて任せてくれたことに感謝したい」と語った。

大会初日のウェルカムパーティーには、「せっかく全国から東海大に来てくれるのだから、大学のよさも知ってもらいたい」と多彩な企画を用意。吹奏楽研究会やチアリーディング部が腕前を披露し、野球グッズが当たる抽選会でも盛り上げた。2日間、2会場で行われた試合では、全8チームに学生が1人ずつついてサポートし、アナウンスやインターネットでの試合速報、グラウンド整備と裏方に徹した。

石原さんは、「普段の大会はアナウンスなども保護者が行い、試合もゆっくり見られないと聞いていました。今大会では熱のこもった声援がたくさん聞こえて、少しは役に立てたかな」と笑う。リーダーの鈴木志歩さんは、「子どもたちが笑顔を見せてくれたり、周りの方々から “東海大で開催できてよかった”と声をかけてもらってうれしかった」と振り返った。

大会後には、3日間を写真と音楽で振り返るDVDを作って子どもたちに贈った。大会運営にあたって掲げたテーマは、“Going to the next stage 夢への第一歩”。「いつかこの大会を思い出して、力にしてくれたら」――学生の思いが詰まった3日間だった。
 
(写真上から)
▽ベニア板に色を塗って、スコアボードを手づくり。慣れない作業にも一生懸命取り組んだ
▽小石を拾い、トンボをかけ、ネットを張る。より良い環境でプレーしてもらおうと、グラウンドもきちんと整備した
▽硬式野球部のマネジャーで試合アナウンスの経験もある鈴木さんが事前に講習会を開き、女子学生全員がアナウンスを担当。専門用語や突然の選手交代にアタフタする場面もあったが、円滑に試合を進めた