News:研究
2013年11月1日号
研究を社会に還元する
工学部・長谷川講師らの研究課題
JSTの公募事業に採択


工学部動力機械工学科の長谷川真也講師が中心となって進めている「熱音響研究プロジェクト」の研究課題が、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の「戦略的創造研究推進事業 先端的低炭素化技術開発(ALCA)技術領域における平成25年度新規採択研究開発課題」に採択された。

ALCAは、温室効果ガスの削減を中長期にわたって継続的かつ着実に進めるため、ブレークスルーの実現や既存の概念を大転換するような技術の創出を目指すもの。新たな科学的・技術的知見に基づく技術を創出し、将来のグリーン・イノベーションにつなげることが期待されている。

採択を受けた研究課題の開発期間は、当初5年間で最長10年間。研究開発費として1年あたり1000万円から3000万円が助成される。今年度は蓄電デバイスやバイオテクノロジーなど7つの研究領域の提案募集に対し、208件が応募。15件(私立大学は2件)が採択された。

長谷川講師らの研究課題は「カルノー効率の60%に達する廃熱回生熱音響システム」で、今回最も応募が多かった「革新的省・創エネルギーシステム・デバイス」領域で採択を受けた。同研究には、共同研究機関として産業技術総合研究所中部センターも参加する。

長谷川講師は、「熱音響機関は本質的に可動部を持たず、低コスト、高効率で熱源からエネルギーを取り出すことができる画期的な技術です。さらに高効率な機関の実現を目指して努力を重ね、一日でも早く社会に還元できるようにしたい」と話している。