News:スポーツ
2011年1月1日号
Close Up HERO 九州ゴルフ部・嘉数選手
九州アマチュア大会初V
嘉数光倫(かかず・てるみち)選手(総合経営学部3年)

学生日本一への大きな一歩だ。昨年11月25、26日に行われた第35回全九州クラブチャンピオンズ大会のチャンピオンの部で、2位に4打差をつける通算4アンダー140で初優勝。「大会を通して徐々に調子が良くなった。後半はここ最近でも一番いいプレーができていたので、スコア的にはもっといけたかも」と語るほど、充実の内容だった。

昨年6月の全国大学対抗では個人トップタイで最優秀選手賞を獲得した。「調子が悪い中でまとめきれたのは成長した部分。でも、今季はシーズンを通して調子が上がらなかった」。そんな嘉数選手を救ったのは、幼いころから積み上げてきた練習法だ。ゴルフを始めるきっかけにもなった父・森勇(しんゆう)さんは、沖縄でゴルフを指導するレッスンプロ。「大学に入ってからも父に教わったメニューをもとに、堀田廣樹監督(卒業生)からのアドバイスを取り入れている」という。ハーフスイングで手や下半身の一体感を意識するなど、基本に忠実になって練習を積み、シーズン最後に手にした優勝。「今大会はショットも安定していたし、やっと思うようなゴルフができた」と安堵の表情を見せていた。

石川遼選手ら同世代を中心に注目が集まる男子ゴルフ界。「遼君のプレーはうまいし、面白い。見ていてもすごいなって思いますよ」と笑う。だが一方で、「あこがれるだけじゃなく、早く同じ舞台に立ちたい」と真剣な表情ものぞかせた。「来季は九州の一番大きな大会で優勝すること、そして学生のトップに立ちたい」。プロを目指し、一つずつ階段を上っていく。