Column:Interview
2014年2月1日号
新規作物の栽培、商品化に高い評価
農業の魅力を多くの人に伝えたい
阿蘇校舎 農学教育実習場技術職員 本田憲昭さん

「これからも農業の魅力を学生はもちろん、いろんな人に伝えていきたいね」。阿蘇校舎内に広がる畑や田んぼ、牛や豚などの家畜舎、ハムやチーズの加工場……農学教育実習場で行われる農学部生の実習で技術指導を担う技師補の本田憲昭さん。このほど、全国大学附属農場協議会が教育や研究の分野で優れた功績に対して贈っている農業技術賞を、東海大学では初めて受賞した。

本田さんは農学部が開設された1980年から実習場に勤務。畜産部門を経て、作物部門の部門長も務める。「実習場のことなら隅から隅まで知っている」と言い、「学生たちには生きる力を身につける実習を積んでほしい」がモットーだ。技術職員は教員と連携して実習プログラムの作成や、実際の指導、実習場の管理運営などを担う。

今回の受賞は、本田さんが業務と並行して取り組んできた、大学ブランドの焼酎『阿蘇乃魂』の原材料であるムラサキマサリというイモの栽培や、2009年に長野県の農家から苗を譲り受けたイネ科の多年草・マコモダケの栽培、それらの特性を生かした商品開発による地域貢献が評価された。「一つにとどまらず常に新しいことにチャレンジしたい。でも、始めたらあきらめずに続ける我慢も大事」。

 
(写真)「森林インストラクター」の資格も持つ本田さん。「実習を通じて植物や自然とふれあう楽しさを伝えたい」と話している